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北欧ライフスタイル〜心地よい暮らしを送るためのヒント【PART2ー①】北欧流メリハリと自分時間の過ごし方

今回は北欧の人たちの時間の使い方にフォーカスします。
忙しい人もそうでない人も1日は皆同じ24時間です。
しかし北欧を旅すると時間がゆっくり流れているように感じるのはなぜでしょうか。もしかすると北欧の人たちの時間の使い方に”ここちよい暮らしのヒント”があるのかも?!
それでは「北欧の時間」について紐解いてみましょう。

1.メリハリをつけた北欧の働き方

北欧では、ほぼ残業がありません。しかし残業がないからと言って手を抜いているのではなく、定時内で終わるよう効率を上げ集中し業務に取り組んでいます。
仕事が終われば就業時間を待たず、帰宅することも可能です。
金曜日の午後は皆ソワソワし出すなんて話は北欧あるあると言っても過言ではありません。

企業も人も効率的に業務を遂行できるよう工夫をしています。
例えば、話を長引かせないように立ったままのスタンディングスタイルで会議をすることは北欧では当たり前。
なんでもスタンディングデスクはスウェーデン発祥なのだとか。
またスウェーデン企業では朝10時と昼15時にFIKA(コーヒーブレイク)することを進めています。(企業により業務規則としてあることも!)
人が集中できる時間は限られています。
FIKA(休憩)しリフレッシュすると効率的に働け、且つコミュニケーションも円滑になる狙いもあります。

私はいわゆる「飲みニケーション」について質問をしたことがあります。
「え??どうしてプライベートを会社の人と過ごさなきゃいけないの?」
「仕事の話は業務時間で解決する、コミニケーションをとりたいのならFIKAすればいいことよ」と言われ、はっとしました。
しっかり集中して働くために休みをとる、メリハリつけた働き方は日本でも取り入れたい視点です。

2.自分時間の確保とマイタイムの過ごし方

北欧の人たちが考える自分時間とは単に時間を確保して休憩をすることではありません。
仕事や家庭、あるいは人間関係などプレッシャー(悪い意味ではなく)を感じる場所から離れ、素の自分に戻れるようなニュートラルな時間を意味します。

北欧が日本に比べ時間に余裕がある社会だとしても、時間は自然に湧いてはきません。自分で意識して時間を作ることも大切なプロセスです。
日本では無理なんだよなあと思う方も多いかも知れません。
例えば、スケジュールを予め入れてしまうのはいかがでしょう。
この日のこの時間、30分を自分時間として先に押さえる作戦です。

時間確保ができたら、どうやって楽しむか考えてみましょう。
読書をする、ゆっくりお風呂に入る、散歩をするなど…最初はできる事から始めると馴染みやすいかもしれません。
自分の生活バランスにあったマイタイムを過ごしてはいかがでしょうか。

3.私のマイタイムの過ごし方を3つ紹介します

仕事柄、つい時間を忘れ没頭してしまうことがあります。
この原稿を書いている今だって…
こんな私でも1つだけ大事にしていることがあります。

それは、1日のうちで必ず一息つく時間を確保することです。
たったこれだけのことですが、これで私は日々ここちよく過ごせています。
ここでは最近気に入っているマイタイムの過ごし方を3つ紹介します。

・部屋を片付ける

人が得る情報は視覚からが最も多いと言われています。
手始めは自分の見えるところだけ片付けをします。手を動かしていくうちに心も落ち着いてくるから不思議です。
例えばダイニングテーブル周り。開きっぱなしのPCを元に戻し、散乱したメモ紙や置きっぱなしのDMを仕分け、すっきりさせる。
これだけなら10分もかかりません。部屋中を片付けるのは大変ですが、まずは自分が過ごすスペースから始めるとスムーズに運びます。

・普段と違ったシチュエーションでFIKAする

ダイニングテーブルを片付けたら、蚤の市で手に入れたカップアンドソーサーと甘いお菓子を準備してFIKAタイムを楽しみます。
わざわざ自分のためにカップアンドソーサーを使うだなんて自己満足かも知れませんがこれは北欧の友人から教わった習慣です。
自分のためにお気に入りの道具を使います。どうしてお客様のためだけなの?」この会話からカップアンドソーサーを使うようになりました。
私にとって自宅で過ごす少し気取ったFIKAタイムは活力になっています。

・寝ころんで本や雑誌を読む

最後は一見怠け者のような習慣を披露(白状?!)します。
少し躊躇しましたが、実はこれだって昼間の貴重な30分を裂いて作り出す歴としたマイタイムです。
寝ころんで読書をするために1日のスケジュールを立てます。
フリーランスなので、やーめたと投げ出すことも、一方休憩も取らず深夜まで没頭することも自分次第です。
しかし”ここちよい暮らし”を考えた時、そのような極端な働き方は疑問に思います。
時間作りマイタイムを楽しみ、また仕事に戻る。
寝ころんで本を読むことは私にとってマイタイムの過ごし方の一つです。

まとめ

メリハリを意識した1日の方が仕事が捗ったり、暮らしの満足度が高いと感じることはありませんか?
マイタイムは自分で決めるわたしの時間です。しなくてはならない、こうあるべきの概念なんかありません。
自分を最優先することに、もっと欲張りになってもよいと思います。

【プロフィール】新倉暁子(ニイクラアキコ)インテリアコーディネーター・整理収納アドバイザー・北欧ライフスタイル研究家。住空間を整える時"どんな暮らしがしたいのか"思考の整理が大切だと考える。幸福度の高い北欧視察をきっかけに、北欧ライフスタイルから片付け収納に至るまで「ここちよい暮らし」を発信している。「片付けられない女」の経験を活かした片付け講座、個人向け片付けサポート、コラム執筆、イベント企画等をおこなっている。東京都内在住、夫と子供とワンコのマンション暮らし。
■HP

http://studio-cozy-home.com
■ブログ「北欧×片付けLAGOM私が決めるライフスタイル」
https://ameblo.jp/dear0412
■note
https://note.com/lagomstyle
■インスタグラム
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