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【全修。4話感想】超実在、イグジストさ!

はい、遅くなりましたが全修。4話の感想です。

全修。はMAPPAオリジナルのアニメでTV放送後、最速でAmazonプライムで配信中です。
記事を読んで気になった方は是非見てみてください。
ちなみにネタバレ全開ですのでご了承ください。


では、目次です!!!


・感想

ピンチに陥り、ナツコの作画パートで解決の流れが4話続き若干の停滞感は否めないですが、今回はオマージュ作品を一気に2010~2020年代(うたプリ)を持ってきて少しマンネリ化していた作画パートに年代の幅の広さが出た感じになりました。
ちょっと安心、ただ最初の2話に比べるとアニメ史的にエポックメイキングだった作品とは言い難い気もするところ。

危惧していた60~80、90年代アニメオマージュオンリーで突っ走ると、やはり令和の今ヒットさせるのは難しいだろうと感じていたので、ここでちょっと新しめの展開に持って行ったのは良いですね。

1話の現代パートのポスターでヒントをちりばめておいて、実はあのシーンに登場していなかった作品もあるよーみたいな感じでガラッと全然違う作風のものを持ってきたのも上手かった。
実は『まだ隠してた80年代オマージュ』があるんですと言われると少し胸やけがしたと思う。

劇中ではポスターも解禁、右の作品はいままで未登場な感じがする。ふたり…って文字が見えたがプリキュア的な?

しかし、相変わらずこの滅びゆく物語のそもそものストーリーの面白みのなさというか説明不足感は感じつつあります。
ネット上の反応を見るとここで視聴者離れを起こしてそうな気もする。
ただ作中で駄作扱いされてる予防線があるので、これもこのアニメの味ととらえるしかないのが歯痒いところ。

いったい今原作のどのあたりを走ってるのか全く不明なあたりはかなり不親切な設計だと思う。

ただでさえストーリーを知らんオリジナルアニメなのに、知らんアニメの中の知らん劇中アニメってのは見る方からすると知らないことだらけ過ぎるんですよ。2時間映画の何分あたりくらいわかると見やすいんですがね……

そのあたりいろいろ思うところ有りますが、そこは置いといて今回の話では原作で割と元凶ポジションと言ってもいいメメルンを推し活の力で改心させた感じでまとまります。正直ここの説得力はあまり無いのだが鈴木みのりの曲がちゃんと聞けたので良しとします(ちょろい)

いやぁ、まぁ本当にこれでいいのか…???


・超実在イグジスト???

超空洞ヴォイドに対してナツコが描きあげたのがうた☆メンのキャラをモチーフにした超実在イグジスト(CV:宮野真守)である。
いや、ネット大喜利的な対義語ネームはネタすぎるな…現実世界のうた☆メンでは絶対そんな名前じゃないでしょう。

そしてメメルンまで歌い始め、狙ってなのか謎だがメタ要素が多い宮野真守と鈴木みのりの組み合わせでのデュエットへと展開する。


メメルン役の鈴木みのりはデビュー作のマクロスΔでフレイア(超時空ヴィーナス)を演じている。超実在イグジスト超時空ヴィーナスの共演でもあったわけです。
フレイアは地球人に対して短命の種族であり地球人との寿命の差に苦しんだが、メメルは長寿で苦しむことになるとはね……そして裏番組ではキン肉マンやってて宮野さんは裏被りしてるし、キングレコードとフライングドッグでレーベル的にもあまり交わることのない二人が恐らくエイベックスからCDをリリースすることになる。
というメタにメタを重ねた奇跡的なキャスティングでした。

衣装と髪色がフレイアでは無く、ランカっぽいのも狙ってるのだろうか。

マクロスF ランカ・リー
全修。 メメルン

2話に板野サーカスもありましたし、未視聴の方はマクロスシリーズを見るのも良いかと。


・今後の展開

ユニオ、デステニー、メメルンの死を回避して現時点でのルークの闇落ちルートも回避中。
4話ラストではトレーラーやOPなどに出てきていた鳥人間的なキャラクターも登場し、話は結構動いていきそうな予感。

今後の展開だが先週公開されたインタビューでは軽く未登場キャラのジャスティスにも触れられている。

辻野:5話、6話では前半の終わりに相応しく、強敵が現れます。ナツ子たちはその敵にどう立ち向かうか、そして新しい仲間ジャスティスの活躍に注目!力作です。

https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1737506832&p=2

5話サブタイトルが『正義。』であること、メメルンが読み上げたナインソルジャーが一人足りないことからもジャスティスが最後の一人でその登場回&活躍回とみて間違えは無さそう。
今まで1話完結出来てましたがここらで2話続く話になるのでしょうか。
恐らく髪の生えたドラゴンのようなキャラクターだと思う。朴さんのセリフはトレーラーで一部聞くことも出来る。
そして作画シーンはセーラムーンオマージュのアレになりようですね。ここに来てナツ子の監督作ってところも結構ポイントになる回だと思う。

しかし、そろそろ現代パートの話みたいですねー、仮に滅びゆく物語が6話まで続いたとするとOP/EDをカットして20分×6話で約120分になります。

ここまでくると一般的な映画の尺と同等なので滅びゆく物語1本を描き切ったと言っても良い。映画1作品を1クールに引き延ばして収めるのにも限界があるってもんです。

あと、メイントレーラーを見返したのですが、1話で使われてない現代パートが結構ありますね。まぁこれが回想で入るのか、ちゃんと現代に戻って映画製作を再開するのか分かりませんがちょっとフックが欲しいところです。


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しょう
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