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【サブスクよもやま話#5】 まもなくU-NEXTにMaxが登場

サブスクよもやも話も第5回目となりました。

今回ピックアップするサービスはU-NEXTです。
先週発表があった通り、明日9/25にU-NEXTにMax(旧HBO Max)が登場します。

楽しみですねー!!!


・U-NEXTについて

まず簡単にU-NEXTの紹介をします。
U-NEXTはU-NEXT HOLDINGSの子会社の株式会社U-NEXTが運営する動画のストリーミングサービスです。U-NEXTがゲシュタルト崩壊しそうな紹介文だ。

U-NEXTの話をすると大体みんな口をそろえて言うのが「高い」です。

それもそのはずでU-NEXTは月額2,189円の1プランのみの提供です。Amazonプライムが600円、Netflixが790円からHuluやDisney+も1,000円程度からプランが用意されているのを考えると2,000円越えというのは確かに高い。

しかし、これには理由があってこの月額には1,200円分のポイントが含まれています。簡単に言うと毎月1,200円キャッシュバックされているわけです。
これで電子書籍を購入したり、NHKのオンデマンド(月額990円)に加入したり、映画館のクーポンを取得したりできます。
この1,200円のポイントを毎月しっかり利用すると実質見放題サービスのみは989円になります。ポイントの詳しい情報はU-NEXTのポイントページを参照してください。

ポイントを失効したとか、ポイントの使い道がないって人もいるのでちょっとだけ高い月額1,000円でポイント無しプランとかあると加入のハードルは低くなりそうだなと思っていたりしますがどうでしょうかね?

実質月額の安さやポイントの多岐にわたる利用方法を知っているサブスク玄人ほど利用している人が多く、月額だけ見て「高い」と拒否反応が出る人はそもそもサービスの詳細も知らないという、認知度も利用者も二極化してる印象がありますね。

正直、全くサブスクを利用してない人にはアマプラかU-NEXTをオススメします。

少々長くなりましたがここから先はU-NEXTにMaxが上陸する話やラインナップについて書いていこうと思います。

・圧倒的な作品数

U-NEXTの大きな特徴として挙げられるのが圧倒的な作品数の多さです。
これは単純にむやみに作品を出し続けているという話ではないです。提携のパートナーシップ先を増やしながら着実にサービスを拡大していってるのが特徴です。
恐らく他のサービスでも過去に配信していたアーカイブデータを放出すれば単純な作品数のみを増やしていくことは可能だと思いますが、新規の作品をスタジオ単位で増やしていくのは結構難しいことです。
ここで言うパートナーシップとは新規のスタジオ、スポーツ団体などのこと指します。

過去にHuluもこの路線を取っていましたがDisney+とU-NEXTが海外スタジオ(ケーブルTV局)と提携するのを機に撤退せざる得ない状況になりました。
昔はHuluでゲースロもブレイキングバッドも見れたんですけどね…今回のMaxに入ってるディスカバリーチャンネルも元はHuluにあったりした。

・提携パートナーの歴史

ざっくりとU-NEXTのパートナーシップの歴史を見ていきます。
PRTIMESのニュースの検索結果を引っ張って来ただけなので抜けや漏れもあると思います。

・スタジオ・レーベル・TV局など

2020年02月10日:イギリス BBCスタジオズ
2021年03月04日:Legendary Television
2021年03月30日:米ワーナーメディア
2022年12月20日:NBCユニバーサル
2023年03月07日:米ワーナーブラザース・ディスカバリー
2023年06月29日:Paravi統合
2024年09月19日:「Max」が日本上陸

今回のMax上陸の第一陣になったのが2021年の米・ワーナーメディア提携です。ここから2023年のパートナーシップ強化までに199作品、1323エピソードが配信されました。2023年のパートナーシップ強化332作品、2300エピソード以上になると発表されています。エピソード数で見ると1.7倍くらいになった計算になります。ここから1年半ほど経過してるのでこれ以降に配信されたオリジナルなども含めるともっと多くの作品が配信されていると思います。

今回のMax上陸では2,500作品以上、16,000エピソード以上に拡大されると発表済みです。
作品数が約7.5倍、エピソード数が約7倍という前回のパートナーシップ強化とは次元の違うサービス強化が行われようとしています。

現時点で詳細な作品の情報は全て出てませんが
Maxは9/25 14:00開始予定です。


・スポーツ

2021年11月15日:米・格闘技大会「BELLATOR」
2022年08月15日:GLORY Kickboxing
2023年03月23日:UFC
2023年03月28日:SPOTV NOW
2023年06月21日:ラ・リーガ
2024年02月14日:ONE Championship
2024年02月20日:Professional Fighters League

U-NEXTはスポーツにも強い。特に格闘技に関してはここまで恵まれたサービス(国)は他にないのではないかと思う。
まずUFCBELLATORのアメリカの2大メジャー総極格闘技が追加料金なしで見れる。
特にUFCのメインカードはアメリカ国内だとPPVで1大会で1万円以上になる。それがU-NEXTだと追加料金なしで見れる。年間12~13大会あり、そこにESPN+の月額料金を払うので軽く年間15万オーバーになる…U-NEXTだと年間2.5万円程度で見れてしまうわけです。
これに加えてONEやPFLのPPV大会も今のところ追加料金無しで見れています。

今週末には武尊選手の試合もあります。Abema時代はPPVでしたがU-NEXTになってからは追加料金なしです。

このほかにもゴルフやバスケット、TBSで放送されている世界陸上などもラインナップされています。


・ライブイベント

最近Netflixがスタンドアップコメディやホットドッグの早食いなどでライブ配信をおこなっている。今後はボクシングのイベントが控え、来年からはWWEのウィークリープログラムもスタートします。Amazonもtwitchを利用してフジロックの配信を実施したり、各サービスライブ配信に力を入れてきている。

U-NEXTも例外ではないです。今年の宇多田ヒカルのツアースポンサーに名を連ね、9月に行われたライブを円盤発売に先駆け配信を行います。
来年にはU-NEXT主催でキャパ2万弱で6日間連続開催のライブイベントを実施、PPVか追加料金なしか不明だがU-NEXTでの配信が予定されています。

ほぼ毎週末何かしらのライブが追加料金なしで配信されています。


・作品の輸出経路としてのU-NEXT

海外のMaxを利用して国内のIPを海外に売り出していくとの発表もありました。イメージとしてはNetflixやDisney+で日本のオリジナルコンテンツが全世界で配信されるのと同じです。
Netflix、Disney+、Amazonと違いU-NEXTやHulu(日本)は国内に限定したサービスであり直で海外へ配信するルートを持ってませんでした。
TBSドラマはNetflix(日本沈没)やDisney+(TOKYO MER)を利用して海外配信してました。

昨年秋放送されたVIVANTは放送当時海外配信が無かったことが一部では話題になっていました。放送終了から3カ月ほどしてNetflixで配信されましたが結局海外では火が付かづ「大コケ」のレッテルを貼られただけの結果となりました。
Netflixは自社オリジナルコンテンツは積極的にプロモーションしますが他のコンテンツに関してはそこまでプロモーションを行わないためこれは仕方のないことです。

海外展開にどの程度力を入れるかは現時点では不明だが、TBSのドラマや映画を早い段階でTBSなりU-NEXTのブランドをつけてMaxで配信するようになると思います。年明け頃には現在上映中のラストマイルあたりが目玉として配信されるような気がします。


・まとめ

本当は明日開始のMaxにもう少し重点を置いて書く予定でしたがどの程度の規模でサービスを開始するのか全く読めない状態だったので全般的な特徴を紹介しました。

恐らく順次配信になるのでいきなり2500タイトル追加!とかインパクトある感じで始まるかは不明ですが、現状ワーナーやMaxのところがそのうち7倍近く強化されるくらいの捉え方で良いと思います。
カートゥーンネットワークも入るとのことなのでTOONAMIで放送していた未配信アニメとか来ると嬉しいかな。フリクリとかUZUMAKIとか。

他にも放送中のアニメも大体見れますし、ポイントで電子書籍も購入できるし、Amazonのお急ぎ便とか使わないって人はアマプラ以外の選択肢の一つとしてU-NEXTはかなり良いサービスだと思います。
Paraviとの統合もあったのでTBSやテレ東のアーカイブもそれなりにあります。

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