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【全修。3話感想】怒りのエクスプローション・ヴォイドボンバー

全修。の感想も第3話になりました。


・感想

1~2話とサプライズ的ストーリー、サプライズ的スタッフィングが続いたので3話は比較的落ち着いた印象。物語を改変していることからも今後起きうる事象に差が出てくるもの概ね予想通りだった。

毎回違う作画シーンが入ることも2話で何となくわかったし、現実の世界でポスターが映し出された作品を描くのもわかってきたところ。

ナツコは前回の活躍もあって10人目のナインソルジャーになる(これは大丈夫なのだろうか…)
今回から滅びゆく物語のメインヒロインであり、トラブルメーカーであるデステニーが登場。
過去のシーンから1話で回避したユニオの死、飛行型ヴォイドの襲来から負の連鎖が続き鬱展開になり最終的にデステニーの死につながるのが元々のストーリーだと思われるがこのタイミングで初登場なんですね、ルークとも初対面っぽい。
てことは本来はユニオ葬式&収穫祭(大不作祭)後に登場し、鬱っぽい話に結構笑えるトラブルを運んできてくれるラブコメ要員ってことでよいのだろうか?結構カオスなストーリーだな……駄作と言われるのも納得かも。

てか、ユニオの死って早すぎない?元の滅びゆく物語が視聴者の頭に入ってないのいま作品のどのあたりを進んでいるかわからないのは作りとしてあまりよくない気がする。
ナインソルジャーなんて呼び方があるにも関わらず9人揃ったこと無いし、前回も書いたが9人揃うカットもなくユニオが死ぬストーリーだったのもあまり納得できない。(ナツコが来る前に活躍シーンがあるのかもしれんけど)

収穫祭の最中、祭司に扮したヴォイドが登場。
次の襲来は雨の日(設定が大雑把だな…)という予測という名の元の脚本から外れることになる。
2度の襲来を防いだことにより滅びゆく物語のストーリーが変わり始めたことが判明する。
メメルンの不穏さもより一層際立ったし次回がターニングポイントになるかな。
メメルンの言動を不審がってるが脚本から逸脱した行動を感じてか、滅びゆく物語で元々そんなキャラなのかちょっとつかめない。

今週の作画シーンはサーバルキャットマスク(元ネタはタイガーマスクでしょう)でした。
ナツコの作画シーンは少しアレンジ入ってたかな(比較までしてない)、QJが守ってくれてるのも「上がりまだですか!もう限界ですー」とか言うのも面白かった。

異世界制作進行QJ

ポスターからは監督名まで見えない部分もあるのだが、これで昭和の鶴山監督作品は全部出してしまった感じがする。
サムライ飯とか野球帰宅部は雰囲気的にちょっと年代も新しそうだし鶴山作品ではないと思ってる。
てか、ナツ子と鶴山監督は面識あったんですかね?一応同じスタジオに所属してるっぽいけど。
監督の死をネットニュースで知るあたりから見るにスタジオは退社してるような気もするし、面識はないのかな。

・サーバルキャットマスク

脱線したので話をサーバルキャットマスクにもどす。
繰り出した技はタイガーステップ、ローリングソバット、モンゴリアンチョップ、ドラゴンスープレックス、怒りのエクスプローション・ヴォイドボンバー。

タイガーステップで始まったが結構微妙だった代表的にムーブなのでもっと長くしっかりやって良かったと思う。
ちなみにタイガーステップを探すとだいたいザコシに辿り着きます。

ローリングソバットは初代タイガーマスクの代名詞でもある技なので結構説得力ある技のチョイス。

そこからは結構謎のチョイスな感じ。
キャッチーな(?)技名とシンプルかつインパクトがあるからなのか日常系やラブコメなどでも度々披露されるモンゴリアンチョップ

日常
村井の恋
全修。サーバルキャットマスク
実況にも力が入る

続いてドラゴンスープレックス
元ネタのタイガーマスクの技はタイガースプレックスである。ドラゴンは藤浪辰巳の技。
タイガーとサーバルキャットが違うのは承知だが、サーバルキャットとドラゴンも違うだろう。
ここはちょっとアレンジ加えてサーバルスープレックスとかにしてフィニッシャーにしてほしかった。

最後の怒りのエクスプローション・ヴォイドボンバーはコーナートップからトペの要領で口に突っ込み。
カウント1,2,3で内部破壊……それはもうプロレスでは無い!!!!

アクションとしては面白かったですが相手が人型ではないのもあってプロレスとしては成立してなかった。カマキリ型だったので刃牙のシャドーオマージュなんですかね。

あと相手の技も受けて無いし…そこはちょっとプロレスファンからしては少し物足りなかった。

プロレスとは受けの美学ですよ!

今回はソエジマヤスフミさんが絵コンテを担当。裏番組のキン肉マンのOPも担当していることからまさかのプロレス被り。
狙ってやったのだろうか…

あとタイガーマスクはアニメ史的にどんな位置づけなのだろうか。個人的な感覚だと巨神兵や板野サーカスほど有名ではない気がする。
タイガーマスク1作目は1969年と、ナウシカなどより一層昔の作品にもなったのでここを歴史的に語れる人に解説してほしい。

ちなみに佐山聡のタイガーマスクはテレビアニメで言うとタイガーマスク二世の放送に合わせたタイアップだった。
まぁ、これも81年の話なのであまり詳しくはないんですが…アニメは33話で終了してるのでアニメのブームは初代の方があったみたい。

定期的に伊達直人が現れたりしてタイガーマスクと孤児院が結びつく人も多いだろうしそういった意味では今回のストーリーとも会ってたし、実際に知名度も影響力もある作品なんだと思う。

今回デステニーが登場したことで現在発表キャラで登場してないのはジャスティス(朴璐美)だけとなった。
トレーラーでは榊原さんの声もする気がするけど、これが朴さんぽさも無くないかも…

・今後の展開予想

さて今後の展開の予想だが敵が来て作画して倒してを3週続けたので少々マンネリ化して来た感がある。
ここらでサプライズ回が欲しい。現代にもどる結末であるならナツ子のいないあとの初恋First Loveの制作シーンなどそっち側も描いてほしい。
作画でオマージュする作品を比較的新しい作品にするとか、ヴォイドが連日襲来してナツコが寝てて対応できない回とかちょっとひねりある回が欲しい。
予告を見る限り4話はメメルン回っぽい、終盤に大きな動きがあると期待したい。


最後に完全に余談だがデステニーの父親である町長役の稲田徹さんは現在プロレスのチャンピオンです。
娘がプロレスに目覚めるのも必然である。

稲田さんの長期防衛を期待しています。


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しょう
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