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🎁the monogatary #86 | 君がくれた
どもども!しろくま商社です!
2019年10月
その発表は突然に。"入院"。
その二文字が喉もとを抉ってくる。
あぁ。自分とは無関係の世界だと思い込んでいたというのに。
どうやら。僕の推測は間違っているらしい。
予兆はあった。車椅子での生活。
短距離におけるタクシーの使用。
まだ学生の身分。当然のことながら。
使えるお金は少ない。それでも。
当時の自分はそれだけ弱っていた。
1-1 家庭環境
毒親のもとで育ってきた。
家庭内環境は常に最悪。
包丁の使用など当たり前。
よくミステリー小説は読んでいたけれど。
本当に家族の誰かが亡くなるのではないのか。
そんな不安が常に。
僕の頭には残っていた。
1-2 実情
東大病院。大きな病院だ。
1人暮らし。障害持ち。
中々にハードな人生。
大学3年。卒論が控える中での入院。
状況は激しく悪化していく。
果たして。好転することはあるのだろうか。
分からない。あぁ。何だか。
何もかもが難しく感じる。