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会計年度任用職員制度という病

私がたびたび取り上げている会計年度任用職員制度、歳出予算の人件費を抑えるために取り入れられている制度でもあります。

この制度の主な問題点は
①給料が安い
②どれだけ頑張っても報われることはない。1年ごとに更新手続きが必要となる。3月になるまで更新するかどうかはわからない。上司と面談で決定する。2回までは更新手続きによって去就が決まる。(総務省のマニュアルに沿って形だけ更新という手続きをとる)
③4年目も働く場合、3回目は公募の扱いになる。応募者がいた場合、人事課等で競争試験面接となる。

といったところでしょうか。

掃除とゴミ捨て、布巾の取り替えと洗濯、お湯のポット準備、コーヒーメーカーの洗浄、新聞記事のデータ化、郵便物の提出手続き、ハンコの押印などなど私の業務内容は多岐にわたっておりますが、霞ヶ関にいる総務省や財務省の官僚や国会議員(特に男性)の視点から立てば、正規職員(地方公務員)にとっては労働生産性はなく、価値は高くないけれども、家事労働や事務補助的労働をやってくれる存在が無くても困るわけです。そのために、国家公務員が都合よく予算を組みやすく、高給(国会議員、地方議員にとって)を維持するために歳出予算を安くつかせたい制度が会計年度任用職員制度というわけですよね???

という邪推をせざるを得ないのです…。

だから、シン・非正規労働者を語る会で中身が濃く的確な解決手段を打ち出して政党の政策に反映させていくために私は全体像をもっと知りたいのです。

財務省は単年度主義とは、どういうことなのか?
国の予算編成に会計年度任用職員制度は、どうかかわるのか?
総務省が会計年度任用職員制度のマニュアルを作らざるを得ないのはなぜだったのか?

病気の正しい診断(原因の特定)がなければ、正しく治療(解決)の手段が見つからないのと同様に、会計年度任用職員制度に対して予算の組み方がどのように関係しているのかを知らなければ適切な政策手段を打ち出すことはできず、議席と権力とそれなりの高給を守りたい与野党の議員同士で永遠と奇妙な共闘が続くことになってしまいます…。

だから、まずは会計年度任用職員制度の政府による歳出予算の扱い方の全体像について教えてほしいのです。

ご指導賜りますようお願い申し上げます。

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