HPVワクチンをはじめ、予防接種のことを色々と考える
とうとうHPVワクチンも積極的勧奨の中止を止め定期接種の方向へ、該当年齢の女児及び取りこぼした世代への接種勧奨、となるようだ。
子宮頸がんになる原因のウイルスに罹患せずに済む、それだけならば大歓迎だが、どうしても副反応の事が気にかかる。
その副反応が一時的な軽度のものならまだ良いが、報道で見た様なひどいけいれん様の発作や、だるすぎで動けない、学校にも行ける状態でなくなり、安全に歩けずに普段から車椅子を使わざるを得ないなど…、見るだけで辛くなるような症状を訴える方がいたのは事実。
それらのHPVワクチンの予防接種(内容物の成分や接種自体のショックなど)を契機にして重い症状により辛い思いをされてしまった方々に、実際にどれだけの公的な金銭や予後の調査やサポートなどの救済措置があったのか、医療やリハビリにはちゃんと公的機関の助けがあって繋げられたのか、どれだけ医療やリハビリや学校機関などが助けになったのか、全然見えてこない。
不安でしかない。
それどころか多感な時期の娘さん達に接種するものなので、ワクチンの成分にかかわらず一定の確率で不安定な症状は起きる、そんな時は不安定な気持ちを受け止めてやればよい、位のラフな意見も主に医療クラスタの方々から見聞きすることもあった。
大多数の副反応が軽くて済んだ方々にはそれでいいだろうけど、重く出た場合にそれでは何も助けにならない、どうすればよいか路頭に迷うだろうと、頭に来ることもあった。
そしてあれだけの症状を起こす“可能性のある”ワクチンをどのように判断して、未成年の子供に保護者としての責任を持ち接種させるのか…。
しかも日本にとってはポッと出の、自分が接種したこともない、日の浅い理解度も接種回数も情報の蓄積も少ないワクチンなのに。
あとは何かの子供の予防接種時に、たまたまHPVワクチンを受けた子がおり、院内で調子を崩した旨(症状や予後は不明)を小耳に挟んだのもあり、そんな症状が起きる予防接種は今までに見聞きもせず、子供に起きたためしもなく、瞬間的に怖いと思わざるを得なかったこともあり。
それらを勘案して、現状ではやはり接種させたくない心境でいる。
それなら年頃になり自分の体に責任をもつ頃になったら、毎年健診と共に子宮頸がん検診も受けるようにして予防する方が、よほど身体への侵襲性が少なく、勧めやすい。
それにもしそんなひどい副反応の症状が娘に起きたら、一生後悔してもしきれない、何もしてやれない、保護者がするケアだけではどうにもならないでしょうから。
ここまで書くと反ワクチンのヒステリーが何かしら書いてるわと思われるでしょうが、当時定期接種のものに加え、任意の水痘、ムンプスワクチンは1歳時と就学時前と合わせ2回接種して、新日本脳炎ワクチンも1人は完遂、他の子供はあと2回残し(当時の体調不良により)、インフルエンザはほぼ毎年接種、最近のCOVID-19ワクチンも“自分及び配偶者の体で実際に試した上”で、子供に接種も無事に2回接種を終えた、以上が子供の予防接種履歴。
あと私自身は20代の頃に、下腹部痛主訴からの子宮頸がんの検査を細胞診、コルポスコープ下の組織診・細胞診まで受けたことがあり、HPVウイルス(型の記述はあったが昔話すぎて失念)に感染していた旨の報告を受けた。その後も定期的に検査を受け子宮頸がんまでは至らず、その後も健診に加え毎年子宮頸がん検診(あとは乳ガンのマンモと超音波)も受けて問題がなく過ごせている履歴も有り。
また以上の検査を行うと決まってから今に至るまで、公的に公表されているガン情報をはじめ、罹患された方の闘病記まで、かなりの量の玉石混淆な情報を20年以上読み砕いてきたことも書き添える。
こんなイチ保護者にも、安心して接種を受けさせ(られ)るような公的な補償の体制の充実、情報の蓄積や拡充を望んで、結びとしたい。
追記:
こんななっがいだけの与太話を、万が一読んで下さった方がいたら、本当にありがとうございます。
もしその中に万が一医療クラスタの方がおられて、少しでも時間を割いて論破して下さったら、それも大歓迎です。しっかり読ませてもらえたらありがたいです。
おまけ:
COVID-19ワクチンの予診表、署名を16歳以上は自署でするのを、うっかり病院の受付窓口で知ることに。こんな未知のワクチンで未成年なのに!?と驚いた。あれって何か重篤な副反応が出たときは、本人の責任も問われてしまうのだろうか…と後々震えた。幸い既知の副反応止まりで、済んだからよかったけど…。恐ろしい話だ。