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家族みんな仲良く笑って過ごしたい
家族に殺される。心が死んでいく。
事の始まりは6年以上前に遡る。
離婚をして実家に戻った私。子供はなく猫が3匹。
実家には母とシングルマザーの姉・姪。そして同じくシングルマザーの妹・姪。
実家に戻った頃私の症状(境界性パーソナリティ障害)はかなり不安定で、ひとつのことを順序立てて最後までやり通すことができないような状態だった。例えば食事の準備。汁物や副菜など、何か一品を作ることはできても、すべての料理をそろえることができない。
一番反感を買ったのは妹だ。一週間の食事の大部分を妹が作っていた。姉は自分の仕事が休みの月曜日だけ。母は土日・祝日。私は一人で全部作ることができないので、少しでも妹の助けになれば・・・と、手伝いを申し出た。「その日何を作る予定かわからないので、メールでも送ってくれれば準備するよ」と言うと、「なんでそんなん言わないかんの。メールするより自分でやった方が早い」と返ってきた。妹が帰ってきてから一緒に手伝うのも疎まれたので止めた。
汁物くらいなら、と作っていたが、妹はよほど気にくわなかったのか、前日に次の日の汁物まで作るようになった。
ならば食後の片付け、皿洗いくらいなら、と思いやっていた。
ある日、溜まった皿から洗い始めていたのだが、みんなが食べ終わった皿が妹の前に積まれていた。私が「洗うからちょうだい」と言うと、母が皿を取ろうとした。しかし、妹は「いい」と拒んだ。「ついでだし、洗うよ?」と私が言うと、「だからいいて!!」と激しく言い捨て拒絶した。
そして妹からは姉に、私は「なんにもやらん」と伝わっていた。姉には「人のやってることを手伝うんじゃなくて、一人で全部やれ」と言われた。
食事時も常にプレッシャーがつきまとった。自分の席から離れたおかずを取ると、下の姪がこれ見よがしにため息をつく。そんな姪に向かって妹は「わかっとる。言いたいことはわかっとるよ」と言う。
残り少なくなってきたおかずを取ったときには、姉が「早く○○(下の姪の名前)取ってまえと思った」と言われた。「よくそこに座れるね」とも言われた。
すべて私の目の前で聞かせるように言うのだ。
私は家族と食事をしなくなった。もちろん私の分はない。
母が用意するときも、私の分はあったりなかったり。あったとしてもだいたい一品。「あのおかず欲しかったな・・・」と言うと、「妹がより分けたから取り置けなかった」とよく言う。おかずが全てそろったことは一度もない。
冬の寒い日、ドライヤーが壊れた。私はいつもみんながお風呂に入り終わった後、最後に入っていたので、ドライヤーが壊れていることを知らなかった。たまたま新品のドライヤーを持っていたので自室から持ってきて使った。私のドライヤーは少し大きく、置き場がなかったのでまた部屋へ持って帰った。母に聞いて置き場を作ればいいかな、と思っていた。
次の日、誰かが脱衣所でドライヤーをかける音がする。直ったのか、誰かが新しいドライヤーを買ってきたのか。しかし、私が使おうとすると、ドライヤーはやはり動かない。あれ?と思いながらまた部屋からドライヤーを持ってきて使う。母に聞くとばつが悪そうにしている。ピンときた。
さらに次の日、前の人が出てからすぐにお風呂に入る機会があった。妹の苛立った声が聞こえる。母が「あの子は自分の持ってるから隠さなくてもいいやん」と言っているのが聞こえてきた。みんなが使った後、私がお風呂に入る前に、わざわざドライヤーを隠していたのだ。
5年落ちの中古で購入し16年乗り続けた車の維持が難しくなり、乗り換えることになった。
それまでは普通自動車で、次は軽自動車にするかどうか迷っていた。脳裏をよぎったのは、実家に戻ってしばらくは家族5人でよく私の車で出掛けていたこと(母や姉は仕事や付き合いで家族6人全員がそろうことはあまりなかった)。私以外の家族はみんな軽自動車なので、1台くらい5人乗りの車があった方がいいだろうか・・・。
私はまだ淡い期待を抱いていたのだ。
悩んだ末、何かあったときにみんなで移動できる車があった方がいいだろうと思い、5人乗りのコンパクトカーを購入した。排気量2リッターから1.3リッターへとグレードダウン。車内も狭くストレスが溜まる。車体価格では軽自動車よりも安かった。維持費はかかるが仕方ない。必要になるかもしれないから・・・。
「自分だけいい車乗って」
というのが家族の意見だった。
私から見たら、妹の軽自動車はいろんなオプションが付いていて車内も広く、私の車よりもよほど快適だ。もちろん価格も高い。
姉に至っては軽自動車と大型二輪両方を所持している。
姉妹は私のことを「アイツ」「ヤツ」呼ばわり。姪たちにクリスマスプレゼントやお年玉を渡しても無視。そんな親を見ているのだから、姪(特に下の姪・中学2年生)も私にはそういう言動をとってもいいと思うのは当然だろう。下の姪は私のことを「おまえ」と呼ぶ。「死ね」「おまえが早く出て行け」と平気で言う。「中学生にいじめられるなんてばかじゃないの?」と嘲笑う。
姉と妹は介護福祉士だ。ずっと老人介護に携わっている。
台所で皿の片付けをしていれば、上階の部屋から「ドスン! ドスン!」と嫌がらせの騒音をずっと立てる。
ああ。
やっぱりもう無理だ。