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弄便?

言葉遣いシリーズ

今回は
「ザ・専門用語」
のように使われている

「弄便」

去年最後の言葉遣いシリーズが
「おむつ外し」
でした

それに関連するもののひとつですが

「あの人弄便があるから〜」
「昨日の夜勤弄便で大変で〜」

のように介護職員間や他職種間で
話されていることが
残念ながらまだまだ見受けられます

排便された後下着の中に手を入れ
便に触れた手で辺りを触っている

その状態を指した言葉として
使われています

読んで字のごとく
「便を弄る(いじる)」
ということですが

その方は
「便」を「弄っている」
のでしょうか?

確かに見た目はそう見えます

主語は誰なのか?

ということを
いつも申し上げていますが

その方は
「不快な状態を回避(改善)したい」

という想いなのではないでしょうか

その想いを行動に移した際
排便後の下着の中に手を入れる

という行動をされているのでは
ないでしょうか

排便後そのままでいると
違和感があったり
痒くなったり
匂いがしたり

また
排便したことを人に知られたくない

そういう想いをされると思います

医療職/介護職の方は
ご存知のはずです

だからこそ
「気持ち悪かったですね」
「遅くなって申し訳ない」

そういう想いでケアにあたります

確かに
シーツや壁やカーテンなど
辺り一面に便が付着していたり

指のシワの間や爪の奥に
便が入り込んでいたり

さらには口の中にまで
付着していることもあります

綺麗にするには
気力も体力も時間も要します

ただ
一番辛い想いをされてるのは

本人だと思うんです

肉体的にはもちろん気持ち悪いです

トイレ以外で排便してしまった
排便したことを人に知られてしまった
自分一人で出来ないことが情けないなど

精神的にも辛いです

そんな想いを汲んでケアにあたる
医療職/介護職が

「弄便」

という言葉だけで済ませてしまうと

見た目の観察だけで
仕事をしている

そう受け取られかねないです

いまやご家族の方も
この言葉を使われたりしています

専門家が使っていれば
当然だと思います

どうしてもその状態を表現するならば
そのまま

「下着の中に手を入れていた」
「便を取り除こうとされていた」

ではいけないのでしょうか


介護職は介護の専門家です
中には国家資格を保有する職員もいます

やっぱり専門家って凄い✨

そう評価されていいと思うんです

本当に素晴らしい職業だと
思うんです

その方の人生の幸せを
一緒になって目指す仕事

こんなに素晴らしい仕事である
ということを
多くの方に知ってもらうために

介護職が正しい評価を得て
輝いて働ける世の中にするために

正しく表現していきませんか😊

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