「一部介助」
言葉遣いシリーズ
しばらく間が空いてしまいましたが
もちろん続けてまいります
今回は
「一部介助」
もう既に
「たしかに!」
と思われた方も
いらっしゃるかもしれません
こちらの言葉は
サービスを提供する際
全てを本人が行うことや
全てを介助者が行うことではなく
一部を介助者が行うことによって
本人が出来るだけ自分で行えるように
支援することです
こちらも
言葉そのものは何らおかしいものでは
ありません
大切なのは「遣い方」です
実は
普段提供しているサービスの
ほとんどは「一部介助」です
本人情報を他職種に説明する際
同じ介護職での申し送りの際
記録に様子や状況を残す際
「一部介助にて実施」
のように表現してしまうと
具体的にはどのような介助が行われたのか
受け取り手の捉え方次第
になってしまいます
例えば衣類の着脱の際では
「ボタンの留め(外し)のみ介助する」
「箪笥への衣類の出し入れは職員が行う」
と表現すると
具体的で分かりやすく
そのケアが適しているかどうかを
皆で考えやすくなります
いつも申し上げておりますが
介護職は介護の専門家です
ざっくりとした表現をして
なんとなくで受け取るやりとり
ではなく
正確な情報を共有することで
より良いサービスを提供することを目指し
自分たちの求める職場づくりを
していきませんか😊