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#3 コミュニケーション

自分の話し方、聞き方が上手じゃないと思っている人は多いはず。
「もっと上手く話せていたら、、、」

自分もそうです。
初対面の人に怖気なく話しかけにいったり、
新たな親友を作ったりすることは得意なのですが、
飲み会でトークで場を盛り上げられるような、
友達からのお悩み相談を受けたときに勇気を与えられるような、
そんなトーク力は残念ながら自分には兼ね備えていません。

僕はトークで人を惹きつけることができるような人に憧れを持っています。
コミュニケーション能力が高い人のところには自然と人が集まってきますよね。


どうやったら上手なコミュニケーション、上手な話し方ができるのだろうと思い、ある本を手に取りました。

「人は話し方が9割」



概要

有名な著書ですよね。
2021年書籍の年間ベストセラーランキングで総合一位、ビジネス書部門でも2020年に続き2年連続一位に輝き、トーハンでも2021年ビジネス書年間ランキング一位になるほどの作品です。

人は話し方が9割とかいいながら、作者は「人は聞き方が9割」と一見
矛盾しているようなことを言い始めるのです。しかし、読んでいると「聞くことというのは話すことの一部である」という意味が理解できるような気がしてくるのです。

人は誰もが自分のことが一番大好きです。
「集合写真を見たときにまず確認するのが、自分の表情でしょ?」
という例が挙がっていて、
「確かに、、。」と思いました。
他の人の顔が写真に写っていなかったり、
目をつむっていたとしても、
自分がかっこよく写っていればそれでいいと考えてしまいます。

この感覚はコミュニケーションの場でも適用され、
その3つの大原則を意識して「お話」をしている人は、人から好かれ、必要とされる存在になり得るのです。


< コミュニケーションの三大原則 >

1.人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物   
  である。

2.本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことを分かってほし
  いと熱望している。

3.  人は自分のことを分かってくれる人のことを好きになる。


よく、「自分のことばっか喋りすぎないこと」と耳にします。
会話をするときには必ず相手が存在しますよね。
その相手も人ですから、「自分」が一番大切な存在なのです。
自分のことだけを話していたら、相手も楽しくありません。

相手自身を主役にたてることで相手は気持ちよく会話をすることができ、
自分のことを好きになってくれるのです。


だから、その三大原則をクリアするためにも「聞き方」は重要視されるのですね。
この著書ではその「うまい聞き方」も紹介されていました。
気になる方はぜひ読んでみてください!

ここからはこの著書を読んだ感想を綴ろうかなと思います。


否定禁止の空間

その「うまい聞き方」の中には「でも」「だって」「どうせ」「だから」
の4Dの否定表現を使わず、会話の中に否定のない空間を作り出すとありました。

しかし、どうしても僕は自分に正直な発言をしてしまいます。
例えば、友だちから「韓国料理って辛くておいしいよね!」と
言われたら、「俺辛いの嫌いなんだよね」
辛いのが苦手な僕は無意識にそう答えてしまい、会話を終わらせてしまうのです。
「へぇー 辛いの好きなんだ!」でいいものを。
自分が好きなものを否定されて嬉しい人なんていません。

この本を読むまで僕は、会話はVS形式にして討論会のようなものにした方が楽しいと考えていました。
辛いのが好きな相手 VS 甘いものが好きな自分
辛い派と甘い派それぞれで討論し合う会話の方が楽しいなと無意識に考えてしまうのです。
でもそんな会話より、

「へぇー 辛いのが好きなんだ! 辛い物といえば何が好きなの?」
と相手を会話の主役にたてるような感じにすれば、
相手も「この人とはなしてると楽しい」と感じてくれるでしょう。

相手のことを全肯定するような気持ちで会話をするよう心掛けたいと感じました。


魔法のほめ言葉「やっぱり」

ほめられて嫌な気持ちになる人なんていないでしょう。
しかし本の中では、明らかな直接的に相手をほめにいくのは逆効果だと述べています。
日本人はほめられるのがあまり得意ではないと言いますしね。

そこでほめるときに効果的なのが
魔法の言葉「やっぱり」と、独り言で言うことです。
これは僕も意識して使っていた言葉でした。

「やっぱり、○○君って仕事ができるよね」
「やっぱり、○○さんはこの課題を成し遂げてくれると思っていたよ」
この「やっぱり」を使うことで、自分のことをそう思ってくれていたんだ!
期待を持ってくれていたんだ!と、相手に思わせることができるのです。

僕はよく、友だちの服装などの外見をほめるようにしていますが、その時に「やっぱり」を使うことが多いです。
「やっぱり、お前は肌きれいだよな~」
「今日の服いいね!やっぱり○○っておしゃれだよな」
普通に「○○っておしゃれだよな」と言うよりもいい感じがしません??

ぜひ、魔法の言葉「やっぱり」を使ってみては?


苦手な人と話すこと

誰しも自分の価値観とは合わない、嫌いな人・苦手な人はいるはずです。
みなさんはどんな感じで嫌いな人・苦手な人と会話をするようにしていますか?
本の中では、嫌いな人とは話さないのが一番!とありました。
自分の話しやすい人と会話をすることで、会話のスキルが上がっていく。
そうしてレベルアップしていけばいいと。

でも、なぜか苦手な人とは、班が同じになったり、ゼミが一緒だったりと離れられない感じがしませんか?
僕の場合、どうしても誰からも嫌われたくない精神が働いて、
たとえ苦手な人でも会話を盛り上げようと頑張ってしまいます。

しかし、この僕の何か話して盛り上げようという感覚は、
「沈黙はダメ」という思い込みがあるからなのかとこの本を読みながら考えました。

価値観が合わない苦手な人と話すことがないのであれば、話さなくていいのです。これくらい割り切っていいと作者は述べていました。
その「沈黙はダメ」という感覚が「話したくない人とも話さなければいけない」という感覚と紐づいていたのでしょう。

会話の難しい人との距離を無理に詰めなくていいのです。



この本から学び得たものは自分の感覚を大きく変えてくれ、少し気持ちが楽になったような気がします。
上手いコミュニケーションができれば、自分を必要としてくれる人が増え、周りに人が自然と集まってくることでしょう。



今日の名言

学歴が低くても、知識がそれほどなくても、仕事が少しくらいできなくても、コミュニケーション能力が高ければ、すべてをひっくり返すことができる。
Even if you have a low educational background, even if you don't have much knowledge, even if you can't do a little work, as long as you have good communication skills, you can turn everything around.

by  ゲッターズ飯田

















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