パラダイムシフトで自分をチェンジ!
こんにちは。株式会社PlusWordの志築です。
今回は「パラダイムシフト」というキーワードをもとに、日常の自分自身の見直しをしてみよう、というテーマです。
ストレスを溜めない、落ち着いてセルフマネージメントを行うことにも役立つと思いますよ。
◇「パラダイムシフト」を理解する
私がこの言葉を知ったのは、ビジネス書で有名な「7つの習慣」を通してです。この本はかなり有名なので、いろいろな解説書なども出ていますが私の解釈では自己啓発本の類で、新人研修の一環で取り上げることもよくあります。
タイトル通り7つのテーマをもとに展開されているのですが、その1章目で取り上げられているのが「パラダイムシフト」です。
パラダイム・・・考え方、物事に対する姿勢などを指す
シフト・・・変更、チェンジ、転換
こんな解釈がなされており、要は
人には今までの経験で様々な事象に対して知らずと固定概念が出来ている。
判断基準としてその概念が使わており、その結果世界が狭まってしまっていることも多くある。
パラダイムシフトを行い、一度その枠組みを抜け出し自分の世界を広げてみましょう。
(上記は私なりの要約となりますが大きくは外していないと思います)
◇私のパラダイムシフト体験
見方や考え方を改め、向き合う姿勢を変えたという経験はみなさんにもあるのではないでしょうか。
転職で異業種に飛び込んだ時、管理職になり部下を持った時など環境の変化が起こった時などにこのパラダイムシフトが役立ちそうです。
私の経験を振り返ったとき、「あ、あれがパラダイムシフトということになるのかな」という鮮明な出来ことがあります。
もうかなり昔、私が高校時代に野球部に所属していたときのことです。
自分のポジションには先輩部員も同級生も多く、当時下級生だった自分にはなかなかチャンスが巡ってこず、自信をなくしていた時期がありました。
それなりに野球をやってきたこともあり、中途半端に自信があり今思えば自分の実力、立ち位置が俯瞰できていなかったようにも思います。
もう辞めてほかの部に移籍しようかな、なんてかなり真剣に考え、部を辞める一歩手前まで考え・・・。
その時、私が自分自身で決めたことが、
「もうどうせ辞めるのだから、エラーしてもなんでもいいから今までの自分のやり方ではなく、監督の言うとおり、前にダッシュしてボールを取ってみよう!」
という決意をしました。
ちょっと専門的(?)な話になりますが、野球でゴロを捕球するときバウンドを合わせて取りやすいタイミングで捕る、という原則があるのですが、じっとその場で待つだけではアウトにできません。
自分から打球に向かってダッシュし、その中でタイミングを合わせる、という技術が必要となってくるのですが、金属バットで放たれる速い打球に向かっていくのは勇気がいりますし、エラーの確率が上がってしまうのです。
当時の私は中途半端に経験があった分、エラーをして評価を下げたくない、という気持ちが強く、このダッシュが弱かったのだと今なら思います。それを監督はわかっていて自分は認められていなかった・・・。
ただもう吹っ切れた自分はある日の練習で自分の考えを捨て、愚鈍にダッシュを行うようにしました。
その結果、これは偶然もあったと思うのですが、実践した初回ですごくいいタイミングでボールをキャッチし、アウトにすることが出来たのです!
自分自身がその結果に驚いて良い意味で頭は真っ白。心臓がばくばく。
そして、普段は声を掛けられたこともほとんどなかった監督から、
「お前、うまくなったねぇ」
と(おそらく)初めて褒められて・・・。
この経験はどちらかというと「開き直り」のほうがはまるのかもしれませんが、私の中では経験から染みついていた概念をチェンジできた「パラダイムシフト」だと思っています。
自分が向き合う姿勢を変えることで結果が変わり、周りの評価も変わる
頑張っているがうまくいかない、周りとなかなか協調できない、評価されない、なんてことはありませんか。
そんなときにはこの「パラダイムシフト」を意識して、自分自身を見直してみるようにしてみてはいかがでしょうか。