酒さ、何が原因なの?
酒さになって原因を調べると
"原因不明"の文字が。
この言葉は具合が悪くなった人にとって不安でしかありません。
原因がわからない。いつ頃良くなるのかも人それぞれ。
酒さとはなんとも不思議な皮膚疾患です。
情報によっては、ステロイドやプロトピックなどの外用薬を使用した後に皮膚の赤みが増すことや、ニキビダニというダニが皮膚の中に入って、ニキビのような赤い腫瘤になるということも言われています。
しかし、ニキビダニは、ほぼ全ての人の毛包脂腺や睫毛(まつ毛)に常在し寄生している常在菌。通常は病原性はありません。 ニキビダニは、人の毛包脂腺内の脂質のを分解する酵素であるプロテアーゼを分泌するという働きをしています。
私が思うに、酒さ様皮膚炎や脂漏性皮膚炎は免疫異常の一種だと思うんです。
ステロイドやプロトピックを使って、皮膚のバリア機能が下がると免疫も下がり、皮膚の感染がしやすくなる。
皮膚が赤くなり、腫瘤も出来てしまう。
酒さの皮膚の状態ってビックリするほど超敏感になるんです。
髪の毛が皮膚にあたったり、マスクの毛羽だった繊維が刺激するだけで、悪化したり、痒くなってしまう。
なんてことない刺激も反応してしまう。こういう過敏な知覚異常の状態。
じゃあ、どうしたらいいのか。
免疫機能、触覚異常を正常の状態に戻すこと。
内服薬や外用薬はあくまで対処療法です。飲んだり、塗れば症状は良くなりますが、薬をやめてしまえば元に戻ってしまう。
これでは根本的に良くなったとは言えませんよね。
ですから、薬に手伝ってもらいつつ、自分の免疫機能や正常な感覚を取り戻していく。
自分の力を高めて、自分の力で代謝できるように、バリアできるようにしていくことが大切。
その為にいま色々なことを調べて、自分で実験しながら治療法を探っています。
効果があれば皆さまにも還元できればと考えています。
鏡を見るたびに辛い思いをしているあなたへ。一緒に良くなっていきましょう。力になりますから。