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高校魅力化コーディネーターとしての学校内での活動①【広報】

どうも。

京都で高校魅力化コーディネーターをしているうぇい。です。

2019年度より、京都府立加悦谷高等学校の高校魅力化コーディネーターに着任し、現在3年目でございます。

京都府で初めてのコーディネーターだったので、「コーディネーターとは何ぞや?」というところから始まって今に至るのですが、どうやって学校内で溶け込んでいったのか、という話は、こちらのマガジンにまとめておりますのでコーディネーターってなんぞ?という方や、初めて高校でコーディネーターとして活動するにあたって、何からしたらいいのん?という方はこちらをご覧いただければ。

ここでは、3年高校のコーディネーターをして来て、結局どういう仕事をしているのか?というのを具体的にお伝えします。

とはいってもこの記事

ですでにある程度語らせてはもらっているのですが、1年半経って3年目の活動も込での3年間の集大成的な意味で書いていこうと思っております。

とはいえ、高校魅力化は学校、自治体によって定義も位置づけも進捗具合も全く異なるので、同じことをするよりかは、「自分たちは何ができるだろう?」を考えるヒントを得るためにお読みいただければいいのかな、と思います。

コーディネーターとして行っている仕事①【広報活動】

 これは着任1年目からやっている業務。もうちょっと具体的にお伝えすると

・ HPの更新(学校生活を発信)
・ 宣材写真のための学校生活・学校行事・部活動(試合含む)の写真撮影
・ ニュースレター(近隣の小中学校や学校外に配布されるもの)の作成

 うち自身は、「学校の現状や学校の良さを学校外に伝えるもの」と位置付けていて、些細なことから特別なことまでお伝えするようには意識しているつもり。

 この3つは3年通してやっているけども、これにプラスして、3年目に新たに

・ 町内の中学2,3年生向けに、ニュースレターを作成

 ということを増やした。

「府立高校」であることの壁

 なぜかというと最初の3つの活動は、書き手はうちだけども、「コーディネーターとして」発信しているというよりかは、「高校として」発信しているのね。

 高校は京都府立なので京都府管轄、うちが携わっている高校魅力化推進事業は与謝野町の管轄。立場が違うゆえに、「高校として」高校魅力化推進事業の進捗については中々発信しにくい、ということが3年通して分かってきたんね。もうちょっと具体的に言うと、

 「うちの学校は与謝野町のバックアップを受けて、コーディネーターを導入してますよ!」
ということや、
 「コーディネーターを導入することで、こんな取組しましたよ!!」
ということが発信しにくいのよね。だって府立高校だから。これが町立高校何だったらそういった発信もできるんだろうけど、立場の違いから、学校としてはそういう発信はしにくいんよね。

 なぜならば、これって、傍から見たら、
 「いや、ほな学校は何やってんねん」
 って思われてしまうかもしれないから。それに、高校魅力化推進事業は単年度事業。ずっと行われていくか、ということも不透明。導入当初はコーディネーターを導入したから、だから何?という状況でもあったし、学校側からしたらそれはそこまで強く推せないよね💦
(※あくまでも、うちが勝手にそう思っただけで、学校サイドや、町サイドからそう言われたわけではありません)

 と、いう色々な壁があって、最初の3つだけだったら伝えられることに限界があると感じておりました。

 ちなみに、学校外の広報としては、個人のFacebookやTwitterの投稿、町報誌「広報よさの」への寄稿なども。

肝心な中学生と保護者にどこまで情報が届いているのか?

 ここまで広報媒体についてお話したけども、この広報ってそもそもなんでやってんの?というと、地域の子どもたちや保護者が

「あの学校に行きたい!」
「あの学校に行かせたい!!」

と思ってもらうための材料提供のためであるわけで。
もちろん在校生やOG/OBさんへの情報発信の意味もあるけどさ。でも、メインはやっぱり上記だと思うわけ。

 と、なると、これらの広報で見てもらいたい人たちって、町内や近隣の中学生やその保護者の方々になるんやけど、うちの繋がりでは、比較的年齢が大きい方(※丹後の方では年上、年下の表現に「年齢が大きい、小さい」という表現をする)や同年代が比較的多くて、そのお子さんとなると自分と同じ年代とかまだお子さんが乳幼児~小学生とかだったりするわけで。

 何が言いたいかというと、自分が届けたい層に情報が届きにくいのよね。

 町のやっていること、しかも、高校ではどんな変化が起こっているのか、を伝えるためには、ダイレクトにこの層に届けないといけない。

 そこで思いついたのが 与謝野町の教育委員会の力を借りる・ということ。具体的に言うと、与謝野町教育委員会が発行元で高校魅力化事業について発信し、それを中学生に届けよう、と思ったのです。

 高校発信のニュースレターも中学生には届いているけど、コーディネーターが入っていること、それによって他の学校では実現できていない取組とか魅力とかを伝えにくい、ということがあったのは先ほどお伝えしたとおり。

 だったら、事業元の与謝野町(与謝野町教育委員会)が自ら「うちんとここんなことやってこうなってますねん!!!」というのを伝えたらいいよね、と。何だったら町立の中学校にはダイレクトに中学生に届けられる。

 と、いうことで、教育委員会の承諾をいただいて、大体月1回のペースで、「Kayadani通信 for Yosano」というのを与謝野町教育委員会名義で与謝野町内の中学校3校の中学3年生と2年生にダイレクトに配布させてもらうことになりました。

効果のほどは?

 正直、よく分からない(笑)

 でも、町内の中学生の保護者さんとつながる機会があって、そこで「Kayadani通信 for Yosano、読みました!!」とご丁寧にお声がけいただくことがあった。仮に1学年80人だったとして、3中学校で6クラスに配布されているから480世帯そこそこにしか配ることが出来ていないけども、その中から1世帯でもそういう声が拾えたのはちょっと嬉しかったり。

コーディネーターの仕事①「方法」まとめ

と、いうことで、まずはコーディネーターのお仕事その①としてまとめさせてもらいました。

改めてお伝えすると、広報活動は、

・ HPの更新(学校生活を発信)
・ 宣材写真のための学校生活・学校行事・部活動(試合含む)の写真撮影
・ ニュースレター(近隣の小中学校や学校外に配布されるもの)の作成
・ 与謝野町教育委員会発行でのニュースレターの作成
・ 町報誌「広報よさの」に月1回、寄稿
・ 個人のSNSにて発信(でもこれは高校魅力化関係ない発信の方が多い)

という感じかな。

 本当はFacebookとかInstagramとかTwitterもやったらいいんだけどね。そこまでやるのには色々セキュリティ面とか考慮しなきゃいけないし、運用とか大変になってくるので、今はこの程度でとどめております。

 ということで、今回はここまで!

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