社会性を失うゲーム『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』が楽しすぎた感想
先日発売されたばかりの本作『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』をプレイしました。
結果哀れな社会人に何が起きたかというと、睡眠1時間のぶっ続けプレイ・仕事が全く手につかない・家族との約束を反故にする等、社会性を著しく損ないました。
このままでは社会の構成員としての居場所が無くなると自覚しながらもコントローラーを握る手を離せないほどに面白いゲームなのです。
今は一応の区切りを迎え、まるで恐ろしい夢からさめたようにぼんやりしています。きっと未来では面白いゲームを作った罪でカイロソフトを取り締ってくれることでしょう。
せっかくなので自戒を込めた感想を残したいと思います。
簡単な紹介
本作はおなじみドラえもん一行がひょんなことからどら焼き屋の経営を任されるところから始まります。
↑上の紹介だけでピンと来た方は以降の文章は読まずとも満足できる作品です。買いましょう↓
素材を組み合わせてどら焼きを作成し、店頭に並べて、来客が購入し、その資金で魅力のある店作りをしていく、王道の店舗経営シミュレーションゲームです。
様々なミッションをクリアし、お店のランクを上げていくことが当面の目標です。
1年間の経営で区切りはありますがもちろん2年目以降も遊ぶことができます!お店のランクを上げきった後もやりこみ要素があるので飽きずに事業拡大をしていけます。頼む、飽きさせてくれ。
ドッド絵のキャラたちが可愛い①
ドラえもんがどら焼きを作り続ける姿を眺めているだけで時間が過ぎていく。
お気に入りのキャラクターにカーソルをあわせて尾行もできます。
君はどこまで藤子・F・不二夫作品を知っているか全国試験会場
タイトルだけは知っている作品からなんだこれは!?というものまで網羅されています。膨大すぎる作品量に「もうよくわかんないよ……」と気おされること間違いなし!
ファンの方が延々とうんちくを垂れる解説動画を制作されましたらご一報ください、拝見します。
ドッド絵が可愛い②
可愛らしいドッド絵でお店をレイアウトできる点もまた楽しかったです。ジャイアンの部屋にはステージがあるところも細やかで面白い。
カイロソフトのノウハウを活かしすぎている
本ゲームを開発したカイロソフトといえばアプリ配信作品でおなじみですよね。
人間の報酬系を司る大脳皮質をいかに刺激するか全て把握しているんじゃないかというほどに、どのゲームも時間を忘れさせてくれます(婉曲表現)。
どら焼きの製作・素材集め・店の拡充・顧客の要望への対応、この4つのタスクを並行して行うことによって”待ち”の時間が発生せずスムーズにアサッ……!?シゴト……となりました。
就労による心身への疲労&将来への焦り&不安、なにより愛している作品の炎上とオタクたちの異常行動に収まらない怒り………このゲームをやっている時は全部忘れていました。ありがとう。
時間の経過でしか癒せない、不安や憎しみを抱えている方は本作『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』を買いましょう。ときに人には思考を止める時間が必要なのだから。
ドッド絵がかわいい③
製作したお菓子を見栄え良く装飾することができます。これがまた可愛い。
本ゲームがおすすめな人
・かわいいものが好き(←これぐらいライトな動機でも十分に楽しめます)
・ドラえもんをはじめとした藤子・F・不二夫作品が好き
・カイロソフト作品が好き
・忘れたいことがたくさんある
ここまで読んでくださりありがとうございました。私はシートコンプを目指して経営に戻ります。助けてください。