ミュージカル『刀剣乱舞』に鶴丸国永の出陣が決まりました
タイトルの通りです。
秋の新作の出陣メンバーが発表されたんですが、その中に鶴丸国永がいるんです。
新作のストーリーはまだ発表になってないけど、出陣メンバーと過去徳川家康と松平信康を演じた俳優さんの名前も発表されていることから、徳川界隈をやるんだろうなっていうのは確定してます。
あとはもうTwitterでいろいろ予想されていますが、そこはタイトルの発表を待ちましょう。
個人的には鶴丸がミュージカルの方でも出陣するのが嬉しくて嬉しくて。
鶴丸国永は、一説には京都の五条国永の作と言われている刀剣です。
平安時代の作なので史実も創作も入り混じっているのは、他の平安刀と同じです。
そして現存してます。今は皇室御物で大事に保管されています。展示の機会は滅多にありません。
ゲーム中で本人も言っている通り、主を転々としていました。
古くは平維茂(たいらのこれもち)所有し、鎌倉時代後期には安達貞泰が所有、その後北条貞時、織田信長、御牧勘兵衛、伏見藤森神社、1700年代には仙台藩伊達家に渡り、その後明治天皇へ献上。
刀剣の歴史を見ていくと、ずっと徳川家にありましたとか伊達家にいましたとか、同じ家系にいる刀剣もいるのですが、鶴丸に関しては本当に転々としています。
そのせいもあって、ゲームに実装されている刀剣男士と歴史上で同じ主のもとにいたことが、他の刀剣男士に比べて多いのですね。
その縁の多さは生まれた時からと言っても良いくらいです。
刀工の五条国永は三条宗近の弟子とも言われているので、三条宗近作である三日月宗近と小狐丸と石切丸と縁があります。
安達貞泰のところにいたので、髭切と同じ時代を過ごしました。
伊達家にいたので、大倶利伽羅と縁が深いです。
すでにミュージカルに出陣している刀剣男士だけでもこれだけの縁があるのが鶴丸国永。
これによって今後いろいろと期待してしまうのです。
まず第一に、年末に開催される真剣乱舞祭で、いろいろな刀剣男士と逸話を交えた絡みが見れそうです。三日月さんとのツーショ、期待しちゃいますよね。平安刀増えたことだし、縁側でのんびりお茶をすするようなじじぃトークを繰り広げてほしいですね。
次に、髭切がいるので霜月騒動について作品が作れるのではないかという期待。
もちろん伊達家に関するストーリーも作れそうです。
鶴丸がミュージカル本丸にいるというだけで、作品の可能性が無限に広がっていくような気さえ起きてしまいます。
キャラクターとしての鶴丸は、常に驚きを求めています。
それがアニメの中では本丸を騒がせたりするような困ったちゃんになってたりしました。
みんなを引っかき回す、というような感じでしたね。
そしてゲーム中で「人生には驚きが必要なのさ。予想し得る出来事だけじゃあ、心が先に死んでいく」なんて深いことを言ったりもして。
ミュージカルではどういう役回りになるのかは分からないですが、徳川に直接関連のない鶴丸がどういう役を果たしていくのか、どう我々を驚かせてくれるのか、今からとても楽しみでなりません。