【着物一年生】思ったよりも難しくなかった名古屋帯
中古市場を見てると、どうしたって半幅帯よりも名古屋帯が多い。
そこで名古屋帯を2本買ってみた。
しかし買ってみて分かった。
着物初心者はまずは「全通柄」を買うべきだったのだ。
これでは着物インフルエンサーがよくやってる銀座結びや、背もたれでも安心なカルタ結びができないではないか。
「全通柄」とは帯全体に柄が入ったもの。
と言うこと自体、買った後で知った。
対してお太鼓になる部分とお腹にくるところだけに柄が入っている帯を「お太鼓柄」、胴回りの1周目に柄が入っていない「六通柄」というのもあるらしい。
私が買ったのは「お太鼓柄」と「六通柄」のようだった。
「お太鼓柄」はお太鼓部分にちょうどいい感じに柄が出ないとならないので、帯の結び方を気をつけないといけない。
初心者は、とりあえず何も考えずに帯結びができる「全通柄」がラクなんだと思う。
しかし買ったからには使いたい。
銀座結びをやってみたが、どうにもうまくいかない。
カルタ結びもイマイチ格好つかない。
全通柄ではない名古屋帯を買ってしまったことで突然高いハードルを自らこさえてしまったわけだが、まずは基本の一重太鼓をマスターしようと思い直し、帯枕を買って六通柄の名古屋帯で練習してみた。
いろんな動画を見ながら結んではうまくいかずほどき、しかしものの30分くらいで相性のいい動画を見つけてお太鼓結びの形にはなった。
細かいところは目を瞑るとしても、なんとかお腹部分に柄が出るように工夫もできた。
まだまだ練習が必要だけど、基本ゆえに手順は覚えやすそう。
そうだ、基本からまずは始めるべきだったのだ。
何事もそうだけど、基本は大事。
一足飛びに難しいことをしようとすると挫折する。
最初から銀座結びをしようとせず一重太鼓から始めればよかっただけだ。
しかし全通柄から始めた方が良かったという後悔は残っているので、全通柄の名古屋帯を取り急ぎ買おうと思う。