同人誌のプロット公開します
はじめに
こんにちは、眸(ヒトミ)です。
夏休み、あるいは夏季休暇も目前ということで、皆さま如何お過ごしでしょうか。
今年もコミケの開催が近づいてきました。
サークル参加される方も、一般で参加される方も体調にはくれぐれも気を付けて楽しんでくださいね。
さて、こういった熱気の中にいると自分もパワーをもらえたりしませんか?
長い休みを利用して創作活動を始めてみようかな、と思ってくれれば嬉しいのですが。
今回は私の同人誌のプロットを公開します。
普段、まんがの同人誌を描く人間がどんなプロセスで話を考えているのか、
まだ描いたことがない方や、話の作り方がわからない方の参考になれば幸いです。
私の物語制作術
一次創作と二次創作の違い
と その前に、一次創作と二次創作では注力する点が異なるという話をあらかじめ言わせてください。
公式のハイクオリティな作品が、読者や視聴者に設定などを周知させている二次創作とは違い、一次創作は自分でイチから設定を説明する必要があります。
なので、その世界観やキャラクター性などはより詳細に伝える必要性があると考えています。
世界観やキャラクター性を伝える、と言って「こんな国があって……」「これはこんなキャラで…」等々、簡略した図や立ち絵を一枚貼ることもできますが、読む人にその『面白さ』や『魅力』を伝えるのは難しいです。
それを漫画・小説で読みたいんじゃ、こっちは……!
私ならそう考えます。
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プロット公開
画像は2年ほど前に描いた漫画のプロットです。
全体のページ数を決めて、それを起 承 転 結の4つのパートに分けていきます。
起承転結をもっとわかりやすく言うなら
みたいな感じでしょうか。
私は説明がめちゃくちゃ下手なのと、これまで剣と魔法のファンタジー作品にあまり触れてこなかったので、世界観はもっぱら現代日本です。
そんな作品があってもいい!資料もいっぱいあるしな!!
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プロットに「狙い」や「ツッコミ」を入れていく
「こんな話にしよう」と書き出したところで、一度頭をカラッポにして拙作を読んだことがない人の立場になって考えてみます。
アニメを見たとき、なにがスゴイって「どこから見始めてもなんとなく面白いこと」じゃないですか?
そのため、「あれ なんだったの?」みたいな雑音は同人誌では極力省くようにしています。
「実は後ろにいるこのキャラにもこんな背景があって…」「この時こんな暗躍があって…」とか言いたいのはわかる!
すごくわかるんですけど!!!
「今回は」このキャラの本だから、と割り切って除外してしまいます。
今作はメインキャラとなる唯(ゆい)に眸(ひとみ)が想いを寄せており、最初は恋に前向きになれなかった唯だけど、彼が女子と話しているシーンを見てようやく自分の気持ちに気付く みたいなストーリーなのですが、
私のなかの読者が言うのです。
「眸って男に魅力を感じない」と…
そんなわけで、作品の中の唯だけでなく、読者にも眸というキャラに恋してほしい!!
彼の魅力を描くことで「そりゃ唯も好きになっちゃうよね」という説得力を持たせたいと思いながら描き上げました。
Last note
完成した作品がこちらです。
という冒頭3Pです。
いかがでしょうか。
余談ですが、タイトルのラストノートというは香水用語でからきています。
ラストノートは自身の体臭と混ざりあうことで人によって様々だそうです。
眸が最後の恋人で添い遂げてくれればいいなと思って付けましたが
ぶっちゃけ〆切が近かったのでこのタイトルロゴと表紙のデザインには悔いしかありません…!!
さいごに
ここまで読んでくれてありがとうございました。
プロットやネームが一番頭を使うけど、その分楽しい過程でもありますよね。
気が向いたら「ネーム編」の記事も作ろかと思います。
みなさんもまずは本を作る予定はなくても、とりあえず考えたキャラクターを動かしてみてはいかがでしょうか!
それでは今日はこの辺で。
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noteで紹介するには主旨が逸れているものや、記事にするほどでもないことを、酒を片手に喋るラジオとなっております。
まだまだ拙い動画ですが暇潰しにでも聞いてもらえると嬉しいです。