「ゴドフレードの3つの名前」ムリロ・ルビアン
一見ミステリーのような、しかしながら謎が解決するというようなミステリー小説とは一味違う、何となく心が落ち着かない短編。
ある時から主人公の行きつけのレストランで彼の席の目の前に常に座る女が現れる。その日から毎回。場所を変えれば付いてくる。見覚えなどないが聞いてみると妻だといい結婚生活も長いと言う、、、。
彼は現れた妻を殺すに至るがすぐにまた新たな女が現れての繰り返し、、無限のループにはまってしまったかのように、彼はこの状況から抜け出せない。
心がざわっとする、そんな物語
この作品はブラジル人短編作家ムリロ・ルビアンにによるもので『集英社ギャラリー[世界の文学]19 ラテンアメリカ伝奇集』に載せられています。
https://www.amazon.co.jp/dp/4081290199?tag=mitsuamimarid-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1