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きっちゃんのつぶやき「”がんばれ”より”がんばったね”・・・ですね!」

 大人も子どもも同じだと思いますが、今までできなかったことができるようになった時の喜びは何とも言えませんね。

 でも、子どもが「できた!」と言ったとき、「がんばったね。」と一緒に喜べばいいのに、ついつい、「じゃあ、今度はもっとできるように〇〇をがんばってみようか。」と口にしてしまうことがありませんか?

 それを聞いた子どもは正直ですから、先生や親の期待に応えようと一生懸命にがんばります。そして、また「次は〇〇をがんばってみようか。」

 ところが、これが続くと、最後には「がんばったのに・・・もうこれ以上がんばれない!」と、燃え尽きも起こります。がんばること、ベストを尽くすことは大切です。ただ、「がんばれ。がんばれ。」と追い立てられると、やがて息切れしてしまいます。なぜなら、「もっとがんばれ!」というのは、励ましているつもりでも、実はまだがんばれていないという意味になるのです。そうすると子どもたちは、「今の自分ではまだダメだ。もっとがんばらないと・・・」。そして最後には燃え尽きるのです。

 私は、「がんばれ」と繰り返すより、「がんばったね」と言ってあげる方がいいのではないかと思っています。努力を認めてもらった子どもは、「自分はがんばれたんだ。もっとがんばるぞ!」という気持ちになります。

 子どものがんばりを評価することは、子どもの自尊感情を正しく理解することにもつながると思っています。

 「ぼくは、がんばったぞ!」こう言えるような場面を、たくさん経験させたいですね。


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