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きっちゃんのつぶやき「一番遠くまで行けるのは、ゆっくり歩む人」
ここに二つの道があるとします。一つは、最短距離で「目的地」に着けそうな直線的な道。もう一つは、遠回りを予感させるクネクネと蛇行した曲線的な道。子どもたちにどちらの道を歩んでほしいと望みますか?
それぞれにお考えがあると思いますが、どちらがいいということではなく、どちらもありだということです。子どものことを考えると、直線的な道を選んでほしいと思われるかもしれませんが、一見、無駄だと思うようなことをしてもいいのです。少し立ち止まって考えてもいいのです。なかなか成果が上がらなくても、自分なりに工夫したり、様々な方法を試してみたりする経験こそが、子どもたちの心や思考に深みや厚み、奥行きや豊かさを与えてくれると思います。
先生方も、日々「わかった」「できた」という授業づくりをめざして取り組まれていますが、その一方で、「わかった」「できた」という成果だけではなく、その過程で、その子なりにどれだけ努力したのかということにも注目されています。各学校においては、ペアトークやグループトークを取り入れながら、協働的な学びの姿を追求する学校が増えています。教師が引っ張る授業だけではなく、少し時間がかかっても、子どもたちが主体的に学ぶ探求型の授業、子どもが他者と共に学び合う協働型の授業を増やしたいという思いからです。
家庭でも、テストの点だけではなく、日頃の家庭学習やノートの字の丁寧さ等、自分の子どもなりの頑張りに注目していただき、成長を見守ってやることが大切ではないでしょうか。一番遠くまで行けるのは、ゆっくり歩む人ですから。