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きっちゃんのつぶやき「幼児期に大切にしたい協調性の芽生え」

 今日は、協調性について書きたいと思います。協調性は、ご存知の通り、社会生活を営むうえでとても大切な要素の一つです。社会に出れば多くの人と関わっていきますから、協調性がなければ周囲から徐々に孤立してしまう危険性があります。そのため、早めに協調性を身につけてほしいと思う保護者の方も多いではないでしょうか。

 協調性は、5、6歳頃にその芽生えがあると言われています。その時期までは、一人で遊んでいることが多いのですが、5、6歳頃になると、友だちと協力して一つの作業を成し遂げることができるようになり、協調性の芽生えが見られるようになります。そして、小学校2、3年生くらいになると協調性を意識するようになります。集団行動の際にはルールを理解し、小学校4、5年生になると集団の一員としての自覚も強まっていきます。

 では、どうすれば子どもに協調性が身につくのでしょうか?まず前提として確認しておきたいのは、協調性というのは口で説明して身につくものではないということです。じゃあ、どうすればいいのでしょうか。私は、保護者の方に協調性があるかどうかということが重要になると考えています。保護者の方が人間関係をうまく築いていなければ、子どもも上手に人間関係を構築できないことが多いと言われています。子どもは保護者のまねをしますから、他人に優しくする、嫌われるようなことをしない、といったことを保護者が積極的にすれば、自然とそれをまねして優しい気持ちが育っていくと考えています。

 子どもたちの世界には、たくさんのルールがありますが、ルールを守ることは、協調性をはぐくむうえでとても大切なことです。遊びや家庭の中には、協調性を身につける機会がたくさんあります。できることから始めてはどうでしょうか。


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