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死役所を読んでみた
昨日から「死役所」というマンガを読んでいました。このマンガ、とても面白いです!
あらすじは、現世で死亡した人が必ず訪れる「死役所」が舞台です。ここでは、様々な死に方をした方が訪れ、その経緯を振り返り、「成仏申請書」を記入すれば、天国か地獄に行ける場です。
この死役所で特徴的なことは、この役所で働く職員は全員元死刑囚ということです。
主人公は、死役所で総合案内をするシ村さん。この方が、死後にこの役所に来た方に対してどこの課へ行くかを案内しています。
死役所の中には、自殺課・他殺課・老衰課・病死課・交通事故死課等があり、そこで死亡状況を確認しながら、成仏になる手続きを踏みます。
しかし、中には自分が納得いかない形で亡くなる方もいます。特に他殺課では。
なぜなら現世に蘇ることや現世に関わることは出来ないからです。そのため、納得がいかないながらも死を受け入れて成仏する道へ導く事も死役所の仕事となります。
この過程で、亡くなった方の人生を振り返る場面があり、このシーンが毎回印象深いものです。
人生の終わりは人の数だけバラバラです。私達は亡くなれば、どんな気持ちになるのか。死亡した者の家族や知人がどう思っているかは分かりません。
エピソードの中には、ハッピーエンドもあればバッドエンドもあります。それも、このマンガの魅力かも知れません。
死役所では起きた事実を覆すことは出来ません。起こった死を受け入れ、成仏へ進む。その手助けをする仕事です。
このマンガは現在20巻まで発売されています。このマンガの最大の謎は、主人公シ村さんが死刑となった契機となる自身の娘が誰に殺されたのかです。
そして、その人物が死役所にいつ現れるのか。それを読者の一人として待ちたいと思います。
人の生き様は、人生の最期に現れるのかもしれません。どんな死に方をしたいか。そんな事に想いをはせるマンガでした。