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アウトリーチにおける支援目標の設定が難しい


地域包括支援センターでは、地域住民や民生委員から気になる人の情報を聞く事が多いです。

気になるから見に行ってと言われれば、動きます。そこで、何らかの制度に繋げられれば良いですが、本人が「サービス拒否」をした時、支援者はどこで手を引くべきでしょうか?


昨日あった事例では、要介護1の認定が切れていた男性。先日、自転車でこけて右腕を負傷しています。様子を見にいくと、元気そうではあるが本人の環境が不衛生でした。

○ 鬱蒼とした木が生い茂る自宅周りで蚊が飛び交っている。

○ 尿臭が酷い

上記の状態であれば、介護保険を新規申請して訪問看護やヘルパー等のサービス導入を進めていくべきでしょう。しかし、本人が介護保険の利用を拒まれています。

この時、支援者はどの段階で手を引くべきか。上司と相談をした所、後1回訪問して再度怪我の状態を把握し、本人が介護保険の利用申請をされなければ、そこで訪問を中止するでした。

上司は「包括支援センターは、相談を集めていく場所ではない。来た相談に対応する場所」だと仰られました。

増え続ける相談業務に対して、地域包括支援センターとして向き合わなければならないことは分かっています。しかし、上記のような放っておいて良いのか悩みます。

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