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テニス/思考「足の指先の向き」

2024/12/22 関節の動作の名称の誤字修正及び追記

 これまでにもいくつかテニスに関する私なりの考え方の記事を書いてきましたが、今回は「足の指先の向き」に注目してみたいと思います。

 私たちは「カニ」ではないので、前後左右ともに移動できます。

 移動の際は、自然に足の指先が進行方向に向いているかと思います。
 極端なガニ股だったりしたら、進行方向に対し45°とかなりそうですが…。

 後ろの方向に指先を向けられ、「あっちの方向へ向かって走り続けろ」と言われたら、方向転換してそのまま走るはずです。
 足の指先をそのまま前方に向けたまま、後ろ向きで走る人はいないはずと信じてます(そのまま受け取る、天邪鬼がいそう…)。

 ここで注目したいのが、ストロークでもボレーでも、軸足の足の指先の向きです。
 できる限り運動連鎖による力を逃がさないよう、軸足の指先を飛んでくるボールの進行方向に対し垂直(90°)にしたいところです。
 地面をけりつけるようなイメージで、足から腰(骨盤)へ、腰(骨盤)から上半身へ、上半身から腕と言った感じで、自然と腕が振れるのが理想です。

 左右の足の位置取りで「オープンスタンス」、「セミオープンスタンス」、「クローズスタンス」がありますが、いずれも同じです。
 特に相手から攻められていない互角の状況、もしくは攻めている際はなおさらです。

 これが進行方向に対し水平ですと、正面を向いていることになり腰(骨盤)を動かしていないため(若干は動きますが、極々小さい幅です)、「上半身のひねり戻しの力と腕の力」、もしくは「腕の力(いわゆる手打ち)」だけしか使えません。
 足腰を使って、体全体の力を連動させたいところです。

 一方で攻められている時で、ボレーの環境下であれば、時間がないので、正面を向いたままボレーをするしかありません。
 何とかラケット面を作り、「ブロックボレー」です。

 ソフトテニスはほぼ未経験のため、私には分かりかねますが…。
 中学生時代の体育の選択でかじった程度の経験からは、ボールが飛ばないので、ダブルスの前衛はネットにガン詰めでブロックボレーか、前後の動きでどうにかするしかなさそうです(ボールスピードは、ソフトテニスの方が遅いはず…)。

 本題に戻って、ボレーに出ている(ダブルスの前衛とか、シングルスとか)状況下でロブを上げられた際は、先ほどとは逆にボールの進行方向と同様の方向に足の指先が向かいます(後ろに走らされるので…)。

 私はボールに何とか追いつき、体の横で肩を支点として、上から下へラケットを振り(屈曲及び伸展)、ラケット面が若干上方向になる打点で、ロブを打ち返します。
 態勢を整える時間を稼ぐためです。
 
 ストロークやサーブなどでは、腕の回内や回外(自身に向かって、扇子やうちわで扇ぐ時、自然と肘を支点として手のひらを動かす過程で使っています)も使いますが、この状況下では私はラケット面を調整しきれないので使いません。

 プロがやっているような、また抜きを一回はやってみたいところですが、ボールを追い越す必要があるので、正直私にはできません。
 ボールの横に追いつくので精一杯です。

 今回は「足の指先の向き」に着目してみました。

 が、いずれも「体全体の力をどのようにすれば上手く使えるか」から始まり、次に「どのようにすれば再現性を良くできるか」に行きつくのかと思います。

 なお相手がいてのテニスですので、相手を観察し「どこに打てば嫌がるのか」、それとも「自分が得意な状況下を作れるか」と言った心理戦でもあります。
 「再現性」を高めるためにも、「一発で決めに行く」リスクの高いショットよりも、「次で決めるため」のリスクの少ないショットを打ちたいところです。

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