広告コピーの種類

キャッチコピーとか、売り文句とか、世の中にはいろんなコピーがあると思います。
それをせっかくなので、種類わけしてみたいと思います。

①カテゴリコピー

特定のメーカーではなく、それらのより上位のレイヤーのコピーです。
〇〇協会とかもそうですし、宣伝会議のコピーライター養成講座のポスターに書いてあるコピーもどちらかというとこの類のコピーです。
そういう意味では、カテゴリといいつつ、広く包括するようなコピーですかね。
このジャンルのコピーでは、正統に正しいことを言うのが求められます。
例えば、

「SDGs」(United Nations)

これも、ある意味コピーだなと思っているのですが、人類共通の目標として、Sustainable Development Goalsなんて言われたら反論の余地もありません。笑
そういった、人類共通!とか大きなことを語るときのコピーです。

②企業コピー

企業の指針を一言で示すタイプのコピーです。いわゆる、タグラインてやつです。
1年、2年で変わるものでもなく、不変的なものです。
逆に、1年、2年でタグラインをコロコロ変えるような企業はブランディングとしてはよくないということですね。
さて、それはどういうものかというと

「地図に残る仕事。」大成建設

これは、まさしく不変的ですよね。一言で何をしている人かがよくわかります。どうも、地図に残る仕事をしています、大成 建設です。なんて

「一瞬も一生も美しく」資生堂

これも、資生堂の実現したい価値を的確に表しているなあと思います。強いコピーですよね

こういった、この言葉だけで自己紹介できる!というのが、企業コピーです。

③商品コピー

コピーというと、これをイメージする人が多いのではないでしょうか。特定の商品やサービスを説明するものです。いわゆるキャッチコピーです。
具体的な例でいくと、

「プール冷えてます」豊島園プール

プール冷えてます?冷えるのはアイスじゃないの?と一瞬で思わせる。これは、冷えるのはアイスである、という人間の潜在的意識にある事実とプールを結び付け、より冷えているものと思わせる。いいキャッチコピーだなあ。

「男は黙ってサッポロビール」サッポロビール

やや、企業コピーよりな気きもしますが、サッポロビールというと商品のイメージが強いですし、これも立派な商品コピーだと思います、
今の時代だと、出すのは難しいコピーですが、これができたのは1970年。男女雇用機会均等法もできる前です。
そんな中、ばりばり働く男は、背中で見せて、黙ってサッポロビールを飲んで人生を噛み締める。そんなストーリーがこの一文の込められてるんじゃないかと思います。当時の男たちをココロに響くコピーだなあ。

だらだらと書いてきましたが、いろいろコピーがある中で、コピーを書く際には、今自分が書こうとしているのは、どのタイプのコピーなのかということを考えることが大切なんだなと思います。

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