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雪国の運転は大変だよって話

東北在住の暇真(いとま)です。
今日は家族から徴集がかかったので、一時的に帰省した。

私の実家は同じ県内の山一個離れた場所にある。
車を飛ばせば夏なら1時間半で着くのだけど、今の時期は雪が降るのでそうもいかない。除雪車が走るので各所で渋滞が発生するのだ。思いっきり停車するわけでも無く、進むには進むから気を抜くこともできない。アクセルとブレーキを繰り返す時間が続いて、これが結構疲れた。

まあ、それでも行きは我慢できた。問題は帰り道。
私が帰る頃には、もうすっかり日が落ちていて、外は氷点下だった。道路は除雪車が綺麗にしてくれたおかげで雪が片付いているのだけど、その分ツルツルで、スケートリング同様の光り方をしているのだ。さすがに怖すぎた。

下り坂でスピードを上げすぎるとブレーキが「ズズズッ」と不穏な音を立てるし、曲がりきれなくて車線オーバーしそうになるし、道の真ん中に大型車が落とした巨大な雪の塊があるし「事故るぞ!?」と何度も思った。

私はこれまで冬の山道は危ないからと迂回していたのだけど、今日は早く寝たい気持ちが強すぎて雪山越えを選んでいた。その事をものすごーく後悔した。スリップしたらイヤだから、日和った私はMAX50㎞しか出せなかった。でも、大型トラックは慣れたもので確かな足取りで進んでいた。誰もいなかったはずの道路で、気づくと私はトラックに背後を取られていた。

こういう時、遅い車は端に寄って後続車に道を譲る。
でも、道路脇に退けられた雪で道幅が狭くなっている上に、降りたての雪が風で舞って視界を塞ぐから待避所を見つけることもできず、私は「端に寄る」タイミングがまるで掴めなかった。

その点、除雪車はさすが抜かれ慣れている。端に寄るのがめちゃ上手い。後ろが詰まりそうになると、スッとウインカーを出してスピードを緩めていた。私は除雪車に道を譲られる事で、次第に追い抜かれるコツを学んでいった。

アパートに着く頃には、完全に道の譲り方をマスターした!それまで私を追い抜いていく大型トラックは、恐ろしいおっちゃん/せっかち野郎のイメージだったけど、端に寄ると皆んなハザードランプでお礼してくれた。なんというか、悪い気はしなかった。

雪国の運転は大変だ。もう当分、雪道は運転したくないのだけど、あと一週間もしたら年末の帰省が待ち構えている。またこの山を越えるのか、それとも迂回するのか。悩ましいところだ。年末だけでも道路が乾きますように…!

2024/12/23_無職日誌(93日目)

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暇真
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