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ミシンを使いこなすマダムとスマホを使いこなす私。
27歳の暇真(いとま)です。
27歳って、若者扱いされたりオバサン扱いされたり、場所によって立ち位置が変わる気がするんだけど、カルチャースクールの中ではダントツ若い。
先日は、編み物のカルチャースクールで
「今の若い子はスマホで何でもできてすごいわ〜」と周囲のマダムに褒められた。カルチャースクールに通うマダムたちは、LINEの友だち追加をしてあげるだけで「助かるわ〜」と喜んでくれる。
私は中学を卒業したタイミングからスマホを持っているから、スマホ歴11年。もはや生活に馴染みすぎていて、スマホは全人類が使いこなすモンだという感覚だから「こんな事で褒められるなんて…!!」と感動してしまった。
また、あるマダムはラクラクフォンを使っていて、MAP機能を使えないようだった。私は方向音痴なので、口頭では上手く説明できなくて、スマホで調べた地図をそのまま紙に書き写して渡す事にした。そしたらすごく感激してくれた。
すべてはスマホの能力なのに、なんだか私に特殊能力があるみたいに扱ってくれて、ニマニマしてしまった。異世界転生でチート化するアニメとか流行ってるけど、たぶん主人公は私みたいな気持ちになるんだろう。
マダムに渡した地図は、手芸店への地図だった。
聞くとマダムは編み物だけじゃなく、ミシンも使えるらしい。私はすごいなーと思った。私だって、中学の家庭科の授業でミシンの使い方を習ったはずだけど、実際使えるかと聞かれたらNOだ。
あんな針が素早く上下運動を繰り返す恐ろしい機械を、教室外で操作するなんてあり得ないと思ってる。だから、マダムがミシンで人形の服をつくると言うのを聞いて、素直に尊敬の念が湧いた。
マダムは「ミシンが全部やってくれるから」と謙遜するけど、それが操作(操縦?)できるのが凄いんだよ!!と思った。
それでもしかしたら、私にとってのスマホが、マダムにとってのミシンなのかな、なんてちょっと思った。おこがましいかな。でも、世代が違うと親しむ機器が違うから「当たり前に使う」の対象が違うのかなって思った。
そうなってくると、私も数十年後には、若い世代に何か習うことになるんだろう。その時私は「タイプライターを叩ける」とか「ファミコンの遊び方を知ってる」みたいな感じで「スマホを使える」と言うんだろうか。
将来的にはタイピングが必要なくなって「キーボードを叩ける」が珍しがられたりする可能性もあるかもしれない。そうなったら私は「実は私、ローマ字入力できるよ?」と言って若い子にマウントをとったりするのかしら。なんて、そんな風に妄想した。
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