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2024/05/01


5月ですね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
世間は最大10連休だなんて夢のようです。
その分、仕事モードに戻していくのが大変そうです。

5月といえば5月病。
GWで休んだ分、仕事モードへの切り替えが上手くいかないことだと長年勘違いしておりました。
正しくは4月に進学、就職、転職、転居等をしたことによって負荷がかかってしまい、発症するとのことです。
対処法はストレスを溜めないように、とのことでした。
そんなのわかってるわって感じですが。
ストレッサーに対して自分が対処できることであればある程度容易なんでしょうけど、自分では対処できないことであればなかなか難しい気もします。
例えば人間関係はその一つですよね。


私たちはストレスに対して防衛規制が働き、それによって精神的な安定を保とうとしています。しかし、特定の防衛規制が繰り返し用いられてしまうと精神的に不調をきたしやすい状況に陥ります。

防衛規制とは、心理学者のフロイトが提唱し、ヴァイラントが防衛規制の成熟度に基づいて細分化しました。
以下の通りです。


【病理的防衛】
・否認:受け入れ難い事実を認めない
・分離:いい部分だけを見て悪い部分は見ないようにする
・躁的防衛:いやな気持ちとは反対に過剰に明るく振る舞う

【未熟な防衛】
・退行:いやなことがあった時に幼稚になる(ぴえん)
・投影:受け入れ難い自分の気持ちを相手も持っていると考える(自分が嫌いだから相手にも嫌われてると考えるなど)
・解離:受け入れがたい状況を自分の意識とは切り離すことで記憶が抜け落ちる(つらい記憶をなくすなど)

【神経症的防衛】
・抑圧:受け入れ難い状況がなかったことにしようとする
・反動形成:自分の本心を隠すために気持ちとは反対の行動をする(嫌いな上司に過剰に丁寧に接するなど)
・合理化:ネガティブな気持ちに言い訳をつけて落ち着かせる(だってしょうがないじゃん的な)

【成熟した防衛規制】
・抑制:ネガティブな気持ちを感じながらも対応していく(不安だけど頑張ろうなど)
・昇華:ネガティブな気持ちを社会的に認められる形に変える(悔しい気持ちをバネに仕事に精を出すなど)
・先取り:先を見据えてあらかじめ対策を考えておく



年齢を重ねるにつれて成熟した防衛規制に移行していくと言われています。
ストレス発散方法を考えるのも大切ですが、防衛規制は無意識的に行われているストレス反応なので、まずはどの防衛規制を用いてるか知る必要があります。

今回、ざっくり簡潔に述べましたが、心理学はとても奥が深いです。なかなか自分のことを理解するのは難しいですが、自分の考え方や感じ方の特徴を理解しておくことは成長に向けての一歩になり得る気がします。

私はストレスが溜まっている時ほど夜の街を見て物思いに耽ることが多いです。いろんな人がいるなあ、自分もまだできそうだなあ、みたいなことをただ漠然と考えています。例えば赤羽駅の終電とか、新宿駅での始発とかいろんな人がいますからね。いろんな人を見ていると不思議と自分も鼓舞されます。(あまりおすすめできる方法ではないですが)

5月も自分のペースでゆっくりと頑張っていきましょうね。

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