印象派の最年長 カミーユ•ピサロの作品集
みなさんこんにちは。
久しぶりの投稿になってしまいました・・・。
というのも1月末から新しい仕事が始まり、新しい環境に慣れるのに現在格闘中の状況です笑。
少し落ち着くまではブログの更新も少しゆっくりめになるかなと思っています・・・。
さて、実は仕事が始まる直前に3日間弾丸でパリに1人アートに浸るため旅行に行ってきました。その際に印象派の作品が多く展示されているオルセー美術館に訪れました。
オルセー美術館に行くのは今回で2度目なのですが、前回行った際には気付かなかった素敵な画家に出会えたので今日はその画家を紹介したいと思います。
カミーユ・ピサロ。
写真や画集では何度も見たことのある印象派画家の中の1人だと思っていたのですが、彼の作品を目の当たりにして心を奪われてしまうくらいのファンになってしまいました。
カミーユ・ピサロとは?
カミーユピサロはフランスで活躍した印象派の画家ですが、出生地は実はデンマーク領のカリブ海に浮かぶ島で生まれ育ちます。大人になりアートに目覚めたピサロはパリに拠点を移して制作活動を行いました。
彼はモネやルノワールなと同じく印象派の画家で、印象派の仲間たちと一緒に従来のサロン(伝統を重んじるアカデミー賞的な絵画をよしとする展覧会。当時このサロンに当選することが画家として成功を意味していた。)に対抗する形で1874年に1回目となる印象派の展覧会を開催します。
この後印象派の展覧会は全部で8回行われるのですが、唯一全ての展覧会にピサロは参加しています。
当時印象派のグループでも○○と△△は仲が悪い、というような人間関係のもつれ、などもあり、仲の悪い画家のいる展覧会には参加しない、といった画家も多くいる中で、ピサロはどの印象派画家とも良好な関係を築いていたと言われています。
ピサロの作品集
こちらの作品、一番のお気に入りです。どうでもいい情報ですが、スマホの私の待受はこの女性を採用させてもらうくらい気に入っている作品です。この作品(下の作品もですが)は点描画で有名なスーラやシニャック(記事を書いているのでぜひご覧ください。)に出会い点描の技術を取り入レた印象のある画風となっています。
点描画の雰囲気も取り入れつつこんなに優しい色で包まれるなようなタッチで描いている。なんて素敵な画家何だろう、と思った作品です。少しもやのかかったような光の描き方が気に入っています。
上の2つの作品は同じ作品ですが、下のものはアップで写真を撮りました。
筆のタッチが非常に細かく、下の写真を見たらその細かさに驚きます。タッチも然りですが、風の流れるようなブローもあるように感じます。
最後に ピサロの作品を見るには?
いかがでしたでしょうか。
今回オルセーに行きピサロの作品を見て写真や画集などだけでは臨場感やサイズ、迫力はなかなか伝わりにくいのだな、改めて感じました・・・。
趣味で画集なども見ることがあるのですが、ピサロ作品の良さは画集では感じることができなかったように思います。本物を見ることの大切さを今回のパリ旅行で痛感しました。
オルセーには今回取り上げた作品以外にも10点以上の作品が展示されていたかと思います。ピサロ好き、印象派好きにはたまらない場所ですね😊
もちろんピサロの作品は日本の美術館でも数多くの作品を所蔵しています。
日本のひろしま美術館は私のお気に入りの美術館の1つでもあるのですが、そこでもピサロの作品を所蔵したいたように記憶しています。
下記はインターネットで探してきたピサロ作品を所蔵している主な美術館になります。
機会のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
日本
アーティゾン美術館
国立西洋美術館
松岡美術館
大原美術館
ポーラ美術館
上原近代美術館
他
アメリカ
メトロポリタン美術館
ボストン美術館
シカゴ美術館
ボルティモア美術館
ワシントン・ナショナルギャラリー
他
イリギス
ナショナルギャラリー・ロンドン
スコットランド国立美術館
国立ウェールズ美術館
コートーロールド美術館
マンチェスター市立美術館
他
フランス
オルセー美術館
ルーブル美術館
マルモッタン・モネ美術館
他