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モディリアーニの展覧会

昨日大阪の中之島美術館で行われているモディリアー二の展覧会に行って来ました。

中之島美術館は今年の2月に新しくできた美術館で開館記念の展示会にも足を運んだのですが、大阪に住んでいる人間からすると親近感が湧くような風景画やたくさんの巨匠の作品に出会える豪華な展示会でした。

さて、
今回の本命はずっと行きたかったモディリアーニの展示。


力強い線で縁取られているけれども女性らしさを感じる美しい曲線が特徴的な作風。彼の絵を好きな人は日本でも多くいるのではないでしょうか。中でも私の目を惹きつけたのは『若い女性の肖像』。
何かをこちらに訴えかけてくるような表情に私の心は掻き乱されまくり。

彼のキャンバスに表情を映し出す技術と才能を目の当たりにして、展示を見た後の私はセミの抜け殻状態でした。

元々彼はアフリカの民族画に強く影響を受けていたようで、彼の彫刻作品と絵画には切れ長の目と首の長い女性が描かれていることが多かったです。そんな作品も一つ一つ色合いや絵画が放っているオーラが全部異なっていて彼の世界観にどっぷり浸かることができました。


展示について
今回の展示は誰にでも楽しんでもらいやすい要素がてんこ盛りでした。
より多くの人に彼の魅力が伝わるような工夫があちこちにちりばめられていて、知識なしでも美術の世界に入りこむことができ、尚且つ時代背景も学べました。

中でも面白かった工夫はモディリアーニの相関関係図があったこと。
彼の友達から恋人まで彼にまつわる人間関係が漫画のあらすじのように描かれていてサクッと他の画家たちとの関係性が学べちゃいました。知識ゼロでも絵画の鑑賞以上のものが得れたように思います。

この企画展では彼の作品以外にルノワールやピカソ他の芸術家の作品も展示されていて、それらの作品とモディリアーニの作品を見比べることができて一度で二度おいしく存分に楽しめました。今考えただけでも幸せ…。

ここ最近の私のお気に入りの美術館、次の展示が待ち遠しいです。

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