きゅうりのきつね
行きずりの4歳児とトークバトルしたお話。
ショッピングモールのフードコートで
平日のお昼どきを過ぎたころ
40代くらいの細身の疲れたお父さんと
4歳ごろの子供が遅めのランチを食べていた。
私も仕事で近くに来て寄ったこのフードコートで
同じく遅めのランチを食べていたときのこと。
ん?なんか聞きなれない諭し方😅
子供にエサを使ってなだめるのはよくないけど
どうしようもない事情もあるんだろう。
そこまでは推測できたのだが、何に来てもらうかは
聞こえなかった。
そうこうしてるうちにお父さんがトイレに立つ。
こんな小さな子をひとりにするのはどうなんだと
思ったのでしばらく観察することにした。
すると、その子が私の目前に歩いてきて
私の目の前にちょんと座る。
人なつっこい目をしている。
なにかにすがるような目でこちらを見つめながら
必死に聞いてくる。
と、おどけながら笑わせようとしてみると
その子は手に持ったサンドイッチからきゅうりを
取り出して私にだまって差し出した。
どうしたんだろう😅
いきなりなぜきゅうりなのか?
お父さんはどうやら💩のようだ。
帰ってくるには暫くかかるみたい。
しょうがない、ひさしぶりの
4歳児とトークバトル。
差し出されたきゅうりをそのままにせず
トレイ上にあったきれいな紙ナプキンで受け取る。
そしておもむろに質問をしてみる。
たった数往復の会話のやりとりだけど
これにどれだけのパワーを使うのか。
絶賛子育て中の皆様はおわかりかと思う。
とうに子育てなど終えてる身にしてみれば
彼らとのトークバトルは
楽しい面・しんどかった面の両方を思い起こさせる
起爆剤みたいなもんだ(笑)。
結局最後までその子の言いたいことが引き出せず
お父さんが💩から戻ってきてひとこと。
なんか言ってやろうかとも思ったけど
子供の前で父親に苦言をいったところで
その子にはメリットなし。よって黙認。
それよりも別れ際にその子に聞いてみた。
なんかふっきれたように楽しそうに
手を振ってお父さんのところに戻っていった。
さぁこっからがまたパワーを使うことになる。
この話、どう消化しようか(笑)。
きゅうりのきつね、というのはわかった。
きつねはたぶんお父さんも言ってたので、狐、で
間違いないだろう。
そしてきゅうりも、あの子がサンドイッチから
抜き出していたから 胡瓜で間違いないはずだ。
問題は「きゅうりのきつね」が何かだ(笑)
かなり考えた(笑)。
そしてわかった~!
きゅうりのきつねのイメージは最初こんなんだった。
でもその子がいっていたきゅうりは、👆ではなくて
これだったwwww。九尾。
これわかったときはひっさしぶりに
大喜利一番とった気がした(笑)。
そしておそらくお父さんが
その子にいっていただろう九尾の狐は
こんな怖いヤツだったに違いない😅
帰り際、お父さんに手を引かれながらその子は
「いやだ、きゅうりのきつねはいやだぁ~!」
って叫んでた(笑)。
まぁ当たりだな。
しかしもらったきゅうりはもう捨ててもいいかな(笑)
その子もう行ってしまったし😅。
一瞬で4歳児になつかれ
わけわからんトークバトルに巻き込まれ
頭を?にしてすごしたしばらくの時間が
仕事で疲れた頭をリフレッシュさせてくれたことは
偶然のありがたいこと。
大きくなったらまたフードコートで会おうぜ。
ただそのときは、もう少し言葉をしっかりな(笑)。