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協演という稀有な機会に居合わせたい

歌の世界にはいろいろな演奏形態があります。

ひとりで歌うソロ。
ふたりで歌うデュエット。
3人で歌うトリオ。
4人で歌うカルテット。
5人で歌うクインテット。
それ以上はもう合唱になるかな(笑)

そんな形態のなかで比較的多いのがデュエット。
男女ならカップルに相当するわけで
カラオケなどの日常ではありふれた
2人で歌うかたち。
誰と誰が歌うとかでもめませんでしたっけ😅。
ともあれデュエットは楽しいですね。

ところがプロの世界ではあり得そうで
あり得ないかたちもまたデュエット。

なかでも身内の協演はめったに見られません。

前に紹介した👇瑠璃色の地球。

この曲は松田聖子さんが娘沙也加さんを妊娠中に
録音した曲で、当時は話題になりました。

のちにまさか聖子さんと沙也加さんがこの曲を
親子で歌うということになろうとは
誰も思ってなかったでしょう。

👇に載せておきましょう。
すばらしい協演です(クリックで再生可)

聖子さんの「円熟した声質」と
沙也加さんの「透明さを含んだ声質」。
このようなかたちで聞くことができたのは
とても稀有で幸せなことですね。

沙也加さんは親の威光で売れたのではなく
実力をつけていって売れていった歌手。
ミュージカルなどで活躍できるほどの技量を
持っていました。

アナと雪の女王では主人公のアナの吹き替えをし
劇中の歌をミュージカル仕様でうまく歌っていました。

ミュージカル仕様というのは
滑舌をはっきりと、声質の明暗をくっきりと
親しみやすい、かつ、聞き入れられやすいことに
注意して歌うことです。

もちろん舞台やほかの場面で歌うときも同じことに
気を付けるのは大切ですが
ミュージカルになると音楽だけではなくなるので
よりそれらの重要性が増すわけです。

沙也加さんはかわいさはもとより、歌唱と声質を武器に
もっと活躍してほしかったなぁと本当に思います。


また、同性の親子のデュエットもあれば
異性の親子のデュエットもあります。

👇森山良子&森山直太朗

このふたりもまた聖子&沙也加とは違った
とても魅力的な協演を聞かせてくれています。

異性なので声にも男女差が必ず出るけれど
同じ遺伝子を継ぐものとしてはなんらかのつながりが
感じられる演奏。

唯一無二のその瞬間に見ることができる協演
その場に居合わせた聴衆になれたら…という願望が
これらの映像を見たときに沸々とわいてきます。

協演ってほんとうに稀有な機会にあたるんですね。

ひとりよりもふたり、ふたりよりも3人と
人数が増えたり、スケジュールが合わなかったりで
そうそう見れるものでもない。

ですからそういう機会に居合わせることができるなら
目の奥に焼き付けておくほうが絶対にいい。

そしてそういう機会を得るチャンスがあるなら
進んでそれを得た方が損はないと思います。

居合わせた瞬間に得ることができるかもしれない
そのときだけ聞くことができる体験。

これはいくつになっても
自分の心にAre you ready?と問いかけたいし
いつでも Sure❗️ と答えれる自分でいたい。

#松田聖子 #神田沙也加 #森山良子 #森山直太朗 #デュエット #音楽

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