おいしいのメカニズム
昼ご飯戦にて美味しさを感じるメカニズムに気づいたお話。
おいしさに対しての疑問
本日のメニューは、実は昨日のお昼なのですが😅、
・醬油麴鶏唐揚げ
・付け合わせサラダ(サウザンドレッシング)
・玉子焼
・ごはん
・みそ汁
・ウスターくん
メニューの外観だけからしたら普通の昼ご飯です。
えぇ、おいしかったですよ😋。
ですが、おいしく食べ続けて食べ終わるまでの間、終始一貫してある疑問が湧き続けました。その疑問は食後いつまでたっても頭から消えることなく、その疑問を紐解いて記事にするには昨日の昼休みでは足りず(笑)、こうして今までひっぱってようやく書くことに辿り着きました。
そうそう、その疑問は、
おいしければそれでいいじゃん!って声もありますね、その通りです。
ですが、ものごとはその仕組みを理解することでもっと高めの境地に行くことも可能です。食も然り。なんたって食は毎日お付き合いするものですからね、だから余計にその仕組みには興味がありました。
ずっと考え続けてきたこのテーマに、昨日の昼食メニューが答えを出してくれました。のでここに漏らさず書き残しておきます。
味覚のベース
醤油麹唐揚げはとてもいい香りがしておいしいメニューでした。玉子焼もいい塩梅です。単品ごとに完成度がある程度高いので保険は必要なかったのですが、組み合わせやヘルパーという楽しみや発見のために、ウスターくんとサウザンドレッシングには傍に居てもらいました。
いつものように単品同士で食べ、組み合わせて食べておいしさを堪能していると、ふと思ったことがあって
味覚ベース。
ググってもどこに出てこない言葉です。当然、私が作りましたから(笑)。
味覚ベースとは、
です。
おいしいのメカニズム
人はこの仕組みでおいしさを感じているのではと思います。それは、
👆こんなかんじです。
私の場合、付け合わせサラダにかけたサウザンドレッシングが気づかせてくれました。
サラダにはドレッシングがかかっているところとかかっていないところがあって、それぞれ両方のサラダを一緒に醬油麴鶏唐揚げを食べました。普通ならサウザンドレッシングがかかってる方が味が変化するのですが、ドレッシングがあろうがなかろうが、感じる味覚は変わらなかったのです。
感じる味覚が変わらないということは、既に口内には味覚ベースができています。私の場合は、醬油麴鶏唐揚げの「甘さ」と「旨さ」で味覚ベースが形成されていた。そこに刺激変化としてサウザンドレッシングが入ったり、入らなかったり。
おいしいと感じるのはあくまで味覚ベース部分であって、味覚ベースの上で踊らされる味覚(ここでいえばサウザンドレッシングによる小さな味覚の変化)はおいしさの本質ではなく、単なる変化を生み出すもの、だったんですね😋
私は今まで、味覚というものは都度変化するもので、その変化のバリエーションが多いほどおいしいと感じると思っていました。よくある卓上の味変グッズが多いほど食へのテンションがあがる!ような感じでです。
しかしどうやらそれは誤っていたようです。
人には食事する直前の気分や体調などからくる、意識的・無意識的に関係なく形成されるべき「味覚ベース」があって、それを正しく形成でき、その味覚ベースのまま食事を終えることができればおいしいと感じることができる。
これはヒジョーに興味深く、愕然とさせられました(笑)。味覚ベースが存在したならば、昼ご飯戦のやり方も少し変えないといけないかなぁ。
こういう話は食後にするべきではなく(笑)、食の満足から少し離れた食間に読む・考える方がいい。そんな勝手な妄想で、この時間の投稿とさせていただきました。
みなさんも心当たりあるかと思います。
「今日は甘いものの口なんだよね~」
「今日は辛いものが食べたいな~」
これ、まさに身体が今摂るべき味覚ベースを教えてくれてるんです😋
だからこれには従った方がベターですよ。
そしてまた、食べるものを目の前にしたときに
これを気を付けておくと、その時の食事は「おいしい」と本当に感じれる体験になるのではと思います。
一食でも多く、みなさまの食体験が、より幸せになりますように!
さぁ、あしたは何を試そうか。