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ひろゆきさんの考える「勉強①」〜短い時間で70点を取ることの大切さ〜
前回紹介した著書、ひろゆきさんの「僕が親ならこう育てるね」より、今日も1部分を紹介したいと思います。
これまで私が読んできた本の中にもあった「完璧を目指さない」と考える理論と似ているところもあり、なるほどなぁ、と思ったので忘れないうちに。
Done is better than Perfect.(完璧を目指すより、まず終わらせろ。)
FB創業者、マークザッカーバーグのこんな言葉が、まず引用されています。
ひろゆきさん曰く、インターネットサービスの時代が当たり前となった今、サービスに誤りがあったとしても、ネット経由でいつでも書き換えることができるようになった。
完璧な状態になったと思ってから世に出したとしても、まだバグがあるかもしれない。けど、それは後からでも書き換えることができるので、ある程度のものが出来たら早く出してしまった方が良い、という話をされています。
医師や弁護士など後から修正なんてとんでもない、という特殊な業務を除いては、普通の会社で行われる業務は完璧にするよりも、ある程度の状態で納品して次の仕事に移った方が良い利益につながる。例えばの話として、こんなものを上げています。
例えば、マクドナルドのビックマックのバンズにのっているゴマの数は、約400個と決まっているそうです。しかし、350個でも500個でも気にしない人がほとんど。いちいちゴマの数を調べて微調整する従業員がいたら、それこそ効率が悪く人件費がかかって商品価格も上がります。それであれば、大雑把でも安価ですぐに商品を出してもらった方が嬉しいと感じるお客さんの方が多いと思うのです。
ふむふむ。
完璧を目指すことが悪いことではない、とした上で、そうでない方がいいことは考えたほうが良いよね、ということです。
学校教育では少なくとも、完璧さの方を目指す形を取ることが多いと思います。それを理想としたい学校の先生としての気持ち。もちろん私にも。
ひろゆきさんも述べていますが、漢字の書き取りでの書き順。社会に出てから「書き順しっかりしてんのか?」と見てくる人はいません。
(よく我々の中でも議論に上がるのが)とめ・はね、はらいを本当に完璧に出来ないと罰にする先生なんかもいたりします。よね…?
私も教えていて、「これ位なら丸でいいよね…」とふと考えてしまうこともあり…書き順やとめはねはらい、字の形を最初にしっかり覚える場面では大事だとは思うんですよ。でもそれを評価の時にまで持ってくる必要はないのでは?と個人的には思うわけです。
スピードも、クオリティも最終的に両方達成できたらそれに越したことはないけど、今の社会が「ある程度のクオリティでのスピード感を求めている」ことについては、誰かが教えてあげないといけないんだなぁ、と思いました。
ひろゆきさん曰く、
子どもがある程度のクオリティで早く勉強をこなした場合にも(完璧じゃないからと)叱らずに、褒めてあげると良いと思うのです。
その上で、「もうちょっと丁寧にやって点数が上がるともっといいね」とクオリティを上げることを褒めていくと、社会に出てからの対応力も身につくのではないでしょうか。
まさに、牧野祝子さんの「ポジティブフィードバック」ですね。
今日も、アウトプットをしてみて考えが深まり、良い勉強になりました。
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