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知の再分配で高める生産性【45分、授業でのタイムマネジメント】

 本日は、【学校の授業におけるタイムマネジメント】を、以前も紹介した、さる先生(坂本良晶先生)「図解でわかる! さる先生の「全部やろうはバカやろう」実践編」

より紹介したいと思います。
 授業の中でのタイムマネジメントについて、1つの観点を示して下さいました。

〜授業は教師の丸つけも含め45分で〜

 授業で活動させたプリント・ワークの丸つけを定時が過ぎて残業時間に…職員室でよくある光景。
 田中先生の裁判の結果のこと考えると余計虚しくなりますよね。

 労働時間とは認められていないわけですから(12の(2)参照)。
 そうなってしまっている!今!。(今回この愚痴は本筋じゃないけど、もうこの開き直りも大事です。そう思います)なんとか授業の中でやり切る!という意識が必要とさる先生はおっしゃっています。

 具体的に例を出して、方法・考えを示して下さいました。

「残り時間5分。では5分余った時間でワークの○○ページを…」

 そんな場面で…

学力上位層A君「余裕!」
学力注意層B君「たった5分?急いでやらないと。」
学力下位層C君「無茶振りすぎ..」

 確かにこうなります。時間内にしっかり丸つけまでしてあげられる子が少数になり、残った子の分を提出させて放課後採点…こうなっちゃいますよね。

 ということで、

・教員が全部教える!感覚を取り払う
・上位層も下位層も満足する時間の過ごさせ方を考える

 を意識したやり方が、「(例えば)15分の時間をとって、5分間で終わった生徒に他のフォローに回らせる」となります。
 互いに助け合う。協力し合っている行為・雰囲気を認め、価値付けする。→クラスの良い雰囲気も醸成する、そこを期待したマネジメントです。

・ムーブ・ユア・バスの4層構造

 この考えの中で、 “MOVE YOUR BUS”(ロン・クラーク著 SBクリエイティブ刊)が紹介されています。

 同じ目標を目指すチームを「バス」とし、メンバーがそれを動かす動力となっている、と例えて、チームをどうマネジメントしていくと良いかが書かれているビジネス本だそう。
 しかも、著者のクラークさんが元学校の校長先生。かなり興味が湧いてきています。(今度読もう♪)

 今回、さる先生はランナーを学級の子供達として、以下のカテゴライズのランナーの子どもたちに、他の子のフォローに回ってもらうと考えているわけです。

 (図でまとめさせて頂きました!勉強になりました!)

 この「MOVE YOUR BUS」の本の目次を見ていると、

・バスを加速させるために…
①早めに行く
②身なりを整える
③あいさつをする
④ランナーの隣に座る
⑤助けを求める
⑥批判を受け入れる
⑦やれることをやる
⑧相手の意図をくむ
⑨話す以上によく聞く
⑩よそ見をしない
⑪後ろ向きの話をしない
⑫ランナーをもり立てる
⑬ぐずぐずしない
⑭解決策を見つける
⑮身のほどをしる
⑯信頼を築く
⑰細部に気を配る
・ドライバー(リーダー)として…
(1)ランナーを活躍させる
(2)ジョガーの力を引き出す
(3)ウォーカーには手本を示す
(4)必要なサポートとツールを与える
(5)問題は大本を経つ
(6)感謝を表す
(7)楽しくバスを走らせる

  クラスづくり、チームづくりのノウハウが学べるすごい良い本なのでは?と思います。
 近くの図書館にありそうなので、早速借りに行きたいと思います。
 また読んだら内容・感想紹介させて下さい。

 本日もお読み頂き、ありがとうございました♪

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