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本日記(3)
久しぶりの投稿になってしまいました。。 まっさです。
本日、読んだ本は原因と結果の経済学です。
本のタイトルだけではわかりずらいかもしれませんが、○○だから、●●である。という因果関係を、本当に因果関係があるのかを考えるトレーニングをし、正しい判断をすることがこの本の目的です。
ここで質問です。
皆さんは、偏差値の高い大学に行けば収入が上がると思いますか ?
そう思う! その通り! と思う人がかなりいるんじゃないでしょうか。
僕も偏差値の高い大学に行かないと年収の高い職につけないんじゃないかなと思っていました。ただ、経済学者の有名な研究によると、偏差値の高い大学に行くから、収入が上がるということはないとのことです。つまり、因果関係はない!
このように、当たり前だと考えていたことが実は因果関係がないことが世の中にはたくさんあります。ただ、なぜ因果関係を正しく理解することが重要なのでしょうか。
それは、正しく判断するためです。私たちが判断できる回数や使えるお金は限られています。限られている中で、いい結果を出すためには、正しい因果を理解しそれに基づいた判断が必要です。
因果関係があるかどうかを考えることを、「因果推論」と言います。
この因果推論をするために、有効な3つのチェクポイントがあります!
1. 「単なる偶然」ではないか
2. 「第3の変数」はないか
3. 「逆の因果関係」はないか
この3つです。
具体的な例を見てみましょう。
今回は1についてみてみます。
僕が「地球温暖化が進むと海賊の数が減るんです(ドヤ顔)」と言ったら皆さんはどう思いますか?
そんなわけないじゃん、って思いますよね。
ただ、データで見るとそのように見えるのです。
しかし、これは時間が進む中で、このような結果になっているので、因果関係があるとは言えません。
なので、データを見て鵜呑みにしてしまうと、因果関係を間違えて捉えてしまいます。
このように因果関係が本当にあるのかを考えることは、間違った判断をしないことにつながります。
本書では、色々な研究を用いて、因果関係を統計的にどのように導くのかについて書いてあります。
間違った判断をしないように、本書を読んでみることをおすすめします。
みなさま、お疲れ様です。