25. ドイツ留学┊︎留学して良かったこと・変わったこと
ギリギリまで進路に悩み急遽決めた留学生活も1年が過ぎようとしています…
必死になっているうちに時が過ぎマスターの半分が終わってしまいました。本当にあっという間。
この1年を振り返ると(正確には9/15で1年)、ドイツに来てから今まで知らなかったことを知り、新たな経験をし、傷だらけだったハートがツルツルピカピカになってきた感じがあります(?)。環境だけでなく心の変化もありました。
具体的に挙げるならば
①人を頼っても良いということ、助け合うことを知った。
②他人の心の裏を詮索しなくても安心して付き合える人間関係を知った。
③音楽を素敵だなと思う心のゆとりを持つことができた。
等でしょうか。
①人を頼っても良いということ、助け合うことを知った。
日本にいる時は人を頼ることが好きではなかったし誰かを頼るくらいなら自分でやりたい、人に借りを作るのも嫌だという人間でした。
頼るとしても家族や先生位で、でもほとんどのことは1人でこなしたいと思うタイプでした。
しかしドイツに来たら分からないことだらけ、誰かに頼ったり助けてもらわないと自分の力だけでは暮らせない、こなせない状況になった訳です。
その時に知ったのは同じ経験をした先輩や現在進行形で同じように頑張る同期達の見返りを求めず助けてくれる温かい心でした。
知り合って間もない私に手を差し伸べてくれる優しい人が沢山いて、その心に触れる度に私のトゲトゲバリアが強力なヤスリで削られていきました()
②他人の心の裏を詮索しなくても安心して付き合える人間関係を知った。
日本の学生時代からの大切な友人達はちゃんといるというのを前提に。
大学、大学院時代はなんというか…濁さず言うのは簡単でもオブラートに包もうとすると少し難しいのですが、言葉の裏に本当はどう思っているのかというのがわかりやすく見え…(省略)…はい。うん。それによってなんか心が…なんというか…(省略)。
今は本当にそういうのがないんです。
素敵な友人達と出会えて今から別れが寂しかったりします…
③音楽を素敵だなと思う心のゆとりを持つことができた。
日本での学生時代、とにかく精神面では心臓にふっさふさの毛がはえていないと生き残れないような環境だったと思います。私も弱くはありませんが明らかに余裕はありませんでした。
その中で鍛えられ成長した部分もあり、大好きな先生方の元学べたことに幸せは感じていましたし選択に間違いはなかったと断言は出来ますが、でもちょっぴり(かなり)つr…うん。はい。
そのまま音楽を、ピアノを生徒に教えていたらと思うと恐ろしいです。
明らかに欠落していたというか、音楽を奏でる上で大切な感情を心に宿す余裕はありませんでした。でも日本にいたら余裕がないのが普通で、張り詰めた緊張感の中音楽を奏でることがノーマルだと思ってしまっていたと思います。大切なことに沢山気づけただけでもここに来る意味があったなと思います。
レッスンで先生に「ゆめちゃんには感情がないの?」と言われたことがありました。その時はいやいや流石に感情あるわむしろ顔に出るタイプだわと思っていましたが()、私が音楽で表現していた喜びや幸せは引きつった笑顔のようなものだったのかもしれません。
当時は本気で悩んで "どうしたら良いんだ私にだって感情あるのにぃいいいい!!" と思っていましたが🤣、今振り返るとどう足掻いても限界があったのかもしれません。
日本にいた時ももちろん音楽を聴いて素敵だなと思う心はありましたし好きだから音楽を続けていたのですが、譜読みをしながら綺麗な曲だなと思ったりする心の余裕はありませんでした。それに何故音楽を続けているのか、初心を忘れている時も多々ありました。
今は前よりももっと音楽を素敵だな素晴らしいなと感じられるようになったように思います。
ドイツは異国でもちろん大変なことは沢山あるけれども、日本にいた時よりもストレスフリーに生活できているのはここで出会った人達のおかげです。
音楽も良い方向に変わっていたらいいなぁと願いながら、今日も練習頑張ります!🔥
それではTschüss👋