Sho Kasama|【短編小説を作ってます / 2024.11.17 シェア型書店OPEN】

2024年27歳になりました。いつか本屋を営みながら、自分で本を作り続けながら生活をしたいと考えています。 短編小説がメインとして、自費出版を通してまずは活動を続けていきます📕 東京の高円寺に住んでいて、本と街が大好きです。

Sho Kasama|【短編小説を作ってます / 2024.11.17 シェア型書店OPEN】

2024年27歳になりました。いつか本屋を営みながら、自分で本を作り続けながら生活をしたいと考えています。 短編小説がメインとして、自費出版を通してまずは活動を続けていきます📕 東京の高円寺に住んでいて、本と街が大好きです。

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    【短編小説/ZINE】栞(文庫本サイズ)

    ■商品について 10人の日常がさまざまな形で描かれる短編小説を描きました。 ■ ウラスジ あなたの心に、消えることのない記憶は宿っていますか。 --私自身、人生の厳しい闇の中でも、ふと心が温まる、小さな焚火の周りにいるような瞬間を大切に抱えています。 私たちは日々感じること、思い出、忘れたくない人の名前さえも、時の流れと共に失っていきます。それでも、心の奥底に残り続ける記憶、ふとした瞬間に甦る感情は、栞のようだと感じました。 私はこの小説に十本の「栞」を込めました。この言葉たちがあなたの心にそっと寄り添い、あなたの人生にほんの少しの温もりをもたらしてくれたら、私はその瞬間、心から満たされるのです。 ■ 書籍情報 『栞』 director、book design | Sho Kasama printing | Chocotto Co., LTD. W222.9 × H154mm(文庫本サイズ) / 全102ページ price: ¥700(tax in)
    700円
    ろじうら文庫
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    【ZINE】時を旅するヴィンテージ(紙もの)

    紙もののヴィンテージをまとめているとてもかわいいZINEです。 ぜひお手に取って楽しんでいただけたら嬉しいです。
    500円
    ろじうら文庫
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    【短編小説/ZINE】栞(文庫本サイズ)

    ■商品について 10人の日常がさまざまな形で描かれる短編小説を描きました。 ■ ウラスジ あなたの心に、消えることのない記憶は宿っていますか。 --私自身、人生の厳しい闇の中でも、ふと心が温まる、小さな焚火の周りにいるような瞬間を大切に抱えています。 私たちは日々感じること、思い出、忘れたくない人の名前さえも、時の流れと共に失っていきます。それでも、心の奥底に残り続ける記憶、ふとした瞬間に甦る感情は、栞のようだと感じました。 私はこの小説に十本の「栞」を込めました。この言葉たちがあなたの心にそっと寄り添い、あなたの人生にほんの少しの温もりをもたらしてくれたら、私はその瞬間、心から満たされるのです。 ■ 書籍情報 『栞』 director、book design | Sho Kasama printing | Chocotto Co., LTD. W222.9 × H154mm(文庫本サイズ) / 全102ページ price: ¥700(tax in)
    700円
    ろじうら文庫
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    【ZINE】時を旅するヴィンテージ(紙もの)

    紙もののヴィンテージをまとめているとてもかわいいZINEです。 ぜひお手に取って楽しんでいただけたら嬉しいです。
    500円
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    もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。

    「もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。」 中目黒、南青山のセレクトブックストア「COW BOOKS」代表の松浦弥太郎さん書籍となります。 中古品ということをご理解いただいた上でご購入をお願いします。 自宅保管(喫煙なし、ペットなし)。細かいデザインなどは写真にてご確認ください。 #松浦弥太郎 #エンタメ/ホビー #本 #ビジネス/経済 #BOOK (出品番号728-434-029)
    800円
    ろじうら文庫
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【ご報告】シェア型書店を始めました🎉

初めましての方は、初めまして。普段は会社員として働きながら、noteに短編小説を書いたり、ZINEを作って時々イベントに出店したりしながら暮らしています。初めてnoteに文章を書いたのは、2019年3月21日のこと。それから気がつけば、もう5年が経とうとしています。 最初に投稿した文章をここに載せます。(当時は何もなく将来も全く見えない私でした。それでも「いいね」がひとつつくたび、勇気をもらえていたのを覚えています。) 当時、21歳だった私は、浪人して入った大学を退学せざ

    • 【日記】生まれて10000日たったことに気づいた夜のこと

      2024年9月15日に書いた日記です。(生誕は1997年4月23日) 10000日生きて思うこと、私はまだ私自身の可能性についてまだ諦めることができないのです。 10000日目を迎えた。記念日らしいけれど、大げさに騒ぐようなものでもない。けれどその夜、ふと気付いた。これまで何度も見過ごしてきた、小さな通過点の一つに。 9月15日、夜の11時半。高円寺の小杉湯からの帰り道に、急に心の中で何かが動いた。普段なら眠って忘れてしまうような感情がふっと顔を出して、未来の自分に伝えて

      • 【短編小説】犬と夕暮れの、ほんの少しのさみしさ

        仕事の通勤中、nakamura harukaさんの『8の季節』を聴いていると、ふとこの映像が浮かんで書いてみました✒️ 物語を描くことの感受性はまだまだ健全で、創作をして生きていきたいなということに、諦めきれていないということに気づいたので、四年前毎日のように小説を書いていた時のようにZINE含め、いろんな話を書いて、イベントに出て行こうと思っています📗 休日の夕方、私は平日の疲れを静かに洗い流すように、重い洗濯物を抱えて川沿いのコインランドリーへと向かった。  川は大

        • 【短編小説】掴みようのない淋しさ

          ふとした時に感じる、 掴みようのない淋しさについて。 — ときどき、僕は何かが静かに流れ去っていくのを感じる。正確に言うと、それが何なのか、僕自身もはっきりとは説明できない。ただ、それはどこか遠くで起こっている出来事でありながら、同時に僕のすぐそばで進行していることのようでもある。 それは記憶でもないし、夢でもない。ただ、曖昧な何かが存在していて、それがゆっくりと消えていく。気がつくとそこにあって、けれども触れようとすると、手の中からさらさらとこぼれ落ちてしまう。まるで

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          【短編小説】また会えたらなんてもう言わないよ

          青い空が広がる初夏の午後、私は静かなカフェのテラス席に座っていた。カフェは街の大通り沿いから一歩外れた道にあり、大通り沿いからの車のエンジン音はかすかに聞こえるほどだ。テラスの周りは、新緑の葉が揺れる音と、無印良品に流れるようなBGMが私の周りを包んでいた。夏が始まったような日差しが私の髪を照らし、心地よい風が頬を撫でていく。 カフェの内装は木目調で、温かみのある雰囲気が広がっていた。テーブルには、ひまわりの花が一輪挿しで飾られていた。まるで誰かのことをひっそりと待つような

          【短編小説】また会えたらなんてもう言わないよ

          【短編小説】『ラストデイ』

          静かな海辺の港町、僕たちは古びた旅館の一室で年末のテレビ番組を見ながら、みかんを食べた。「みかんを食べるといつもこうなるよね」と言って、君が僕の黄色く染まった手を見て子供のような笑顔で微笑み、僕も君と同じように染まった手を見て笑った。ちょうど一年前、付き合う前にも炬燵で年末の番組を見ながらみかんを食べていた。 その部屋には、壁にはかすれた大きな絵画が一枚、色褪せた海の景色を描いている。部屋の奥では、古いストーブがジリジリと音を立て、その暖かい光が古木の床に優しく反射している

          #文学フリマ東京37 に出店します🍁

          2023年11月3日 『栞』という本を出版しましたのでお知らせです〜! ✒️ 出版するにあたり 自分の思っている事や考えている事を不器用ながら、綴り続けて五年が経ちました。五年間、とても長いようで短いと感じます。文章を書くことを始めたきっかけは、言葉にできない感情を何かしらの形で、"閉じ込めたい形にしないと後悔する"という感情が湧いて、手段として掴み取れない感情を物語にすることで、楽しんで書いていました。 初めて書いた記事はこちらです📕(言葉について書きました) この

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          【短編小説】朝焼けを、告げる午前五時 上書きできない恋を捨てたい

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          【短編小説】けんけんぱっぱと飛び越えて

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          【短編小説】Twitterの呟きにも満たない惜文

          何処から違っていたのか、最初からズレていたんじゃないか。ライブの本番前、チューニングのような会話を終えても別れは予告がなく突然やってくる。 出発地点は合っていた?なんて問いかけても答えは出てこない。 "忘れ物"と言って渡したメビウスのメンソール。フィルターを噛みながら夕影を眺める。

          【短編小説】潮鳴り

          冬の寂しさを含んでいる夏の音を聴いた。 "のたりのたり" 、海岸線沿いから15mくらい離れて、その音を。 晩成した人間が人生という海を平泳ぎで泳ぐような音に感じた。 彼女の泳ぐフォームは、美しいがちょっとずつ常軌から、ズレている。 その、"微妙なズレ" に不安を感じた。 不安というよりは、彼女に対しての心配だろう。なぜなら、私も平泳ぎのフォームを変えながらこの場所に来たのだから。 *** 『Dimhide』に通い始めて六ヶ月になる頃だ。 わたしは二十一になった時から、落

          【短編小説】instant fiction「花火のない夏」

          ピッピッと携帯をタップする音が聞こえる。 「なあ、今年って夏っぽくないよな」と友達は言った。"ただ飲みたい" そんな気分の時に、集まる居酒屋で。 お店の中はきちんと片付けられていて、メニューは手書きで書かれている。ひとわき目立つテレビの画面には開幕が危ぶまれていた、プロ野球のナイターが映されていた。 「セミの鳴き声が聞こえます。今年も夏が来ましたね!」と顔立ちがはっきりしていて長い髪の毛をまとめているリポーターが言う。まるで、42.195キロ(フルマラソン)のスタートの

          【短編小説】instant fiction「首夏の訪れ」

          Instagramの着信がヒビの入ったスマホのバナーに表示された。 ビデオカメラをオフにしながら折り返しの電話をかける。決まって3回目の着信で彼女が出る。「ねえ、UP LINK吉祥寺でやってる線香花火って映画観に行かない?この前行った映画館でやってるってさ」と彼女は尋ねた。 なぜ決まって3回目の着信で出るかについて深く考えた。---- しかし、最後まで答えは出ることはなかった。 「それ、観たかった映画」と僕が言った。 ベランダに吊るされてる風鈴が鳴り、お昼の特番で「ど

          【短編小説】「風の日」

          その日は、風が身体を吹き抜けるくらい気持ちの良い日だった。 高円寺にある行きつけの「小杉湯」という銭湯上がりに、新しくできた「小杉湯となり」という街みたいな家でのんびりしている時だった。 「あ!、廣田君じゃん」と飲み屋が同じだったからという理由で、仲良くなった友人が居た。 「お〜、久しぶり」と僕は言って、 「なんかいると思ってた」 「せっかくだから、風呂上がりに一杯どう?」と友人が言った。 “お酒が好きである“そんな理由だけで、気軽にご飯に行くことができる関係が好きだ