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AoW4 開発日誌第5回【ドワーフ種族をカスタマイズしてみよう!】

アイサツ

皆さんこんにちは、Triumphのトム・バードです。
本日の開発日誌では、古典的なドワーフのイメージに沿った派閥を作成しましょう。また、彼らが持つ形態や特性についても詳しく見ていきます。
Lennartと一緒に、ゲーム内でこれらを使ってみる特別なゲームプレイビデオを録画しました。ぜひご覧ください。

配信では、「できるだけ古典的なドワーフを作る」ことを目標にしていたので、「物質主義 Materium」の親和にフォーカスすることにします。「物質主義 Materium」は物理的な世界とその操作方法に関するもので、ゲーム的な話をすれば物理的なダメージに重点を置くということになります。

文化〈勤勉〉


「封建」「蛮族」「勤勉」「ハイ」「ダーク」「ミスティック」の6文化から選択すると明示された

物質主義に強く結びつく文化は「勤勉 Industrious」と呼ばれ、私たちに良いスタートを与えてくれます。
例えば「勤勉」の軍隊は機動力を代償にして防御力を上げており、敵に攻めさせたときによく機能する特性といえます。
(訳注:文化についておさらいすると、「秩序」フォーカスの文化は「ハイ」であると第二回でやったようなこと。)


過去作の意識で見ると防御力5は相当高い。AoW3で言うとT4の巨人とかそのレベルである。

アンビルガードは、序盤に使える前線に立つユニット。非常に高い防御力を持つため物理攻撃に対して非常に強く、「挑発」スキルで敵の攻撃を集中させることもできる。

他の「勤勉」ユニットと同様に、「強化 Bolstering」のパッシブスキルを持ちます。

「強化 Bolstering」…ターンごとに一回ダメージを受けた時防御力が上がる、「強化された防御」を得る。
(訳注:永続強化なのか数値がいくつとかのもろもろは不明)

「強化された防御」は物理ダメージに対する耐性を高めるので、これはつまり、殴る人が多ければ多いほどタフになれるということなのです!

(訳注:なにっ 「強化」による防御上昇はターンごとに1回しか働かないという説明が正しければ、よほど「強化」によるバフ量が高くない限り多数に殴られたら普通にボコボコにされるだけだと思われるが…)
由緒正しい単発しか打てないドワーフの射撃ユニット

アルバレストはもう1つの序盤から使えるユニット。1ターンに1回しか撃てず、デフォルトの攻撃は低ダメージ。しかし彼女の主な強みは「引き絞る Overdraw」射撃で、これはターンの間に移動していない場合にのみ使用できる。

つまり、彼女は盾になるユニットの後ろに配置し、敵がやってくるのを待つのが一番いい。

(訳注:AoWシリーズの女ドワーフは普通にひげが生えている)


前の支援ユニットの紹介でもあったが、支援ユニットの防御態勢は特殊な「防御態勢・用心」というもののようだ。アイコンにはアンクが書かれているので抵抗力しか上がらない、弱い防御態勢なのだろうか

スティールシェイパーは我々の支援ユニットだ。他の支援ユニットとは異なり、彼女はメイン攻撃で物理ダメージを与える。つまり、勤勉ユニットには物理以外のダメージを与える方法がない。彼女の主な強みは「防御を高める Grant Defense」のアビリティで、近くの味方に「強化された防御」スタックを一つ追加することができる。

これを「鉄心 Strength from Steel」スキルと組み合わせることで、「強化された防御」のスタック(「強化」パッシブで得たものも含む)を回復力とダメージの増強に用いることが出来る。


ちょんまげだ

ハルバーディアは槍兵ユニットで、防御力を犠牲にして、近接攻撃者にダメージを反射させる「報復のルーン」を持っています。通常、このユニットは最前線に配置し、防御態勢の盾兵ユニットを横に置いて防御力を高めることで弱点を補う。
(訳注:Shield unitという謎の単語が出てきた。単に防御にたけたユニットのことなのかと思ったが、どうも防御態勢を取ると隣接ユニットの防御を高めるとかそういうユニット区分らしい。槍兵ユニットとか歩兵ユニットとかそういう区分。次にそれっぽいのが出てきた)


どれだけの人がわかるのかはわからないが、XCOM2のプレートアーマーみたいな鎧だ というか防御7はいくらT3ユニットとしてもイキスギだ

配信では紹介されませんでしたが(作るの忘れてた!)、大楯のスペシャリストであるバスティオンは、アンビルガードの挑発を「友軍防御 Inspiring Defense」のパッシブに置き換えたようなユニットだ。

友軍防御 Inspiring Defense…このユニットが防御態勢に入った時、隣接ユニットに「強化された防御」を与える。

バスティオンが2体いたらもうカチカチやし「鉄心」で回復もダメージもすごいで!(要約)


今作の幸運は全攻撃キャンセルではなくクリティカル率に影響するようだ。残当。

勤勉・文化にはこんな便利なスペルがある。この「怒る鉄心」は「強化された防御」の数だけ「幸運」と「近接ダメージ」が増加するのだ!

(訳注: Bolsteringと Inspiringは正確に訳すと『鼓舞』らしいがもうなんか訳がめんどくさいのでこれにした。)

形態と特性 Form and Traits​

形態

プリセットだろうか KINとかNOIDとか、種族ではなくそれっぽい生物とかそういうごまかし方をしているのは昨今の人種問題的なあれこれだろうか
私たちにわかるのは女ドワーフが爆乳で無駄にエロい下着を着ていることだけだ

文化だけでなく、我々の新しいドワーフの派閥を定義するためには特性と魔導書も選択することになる。
まず最初に、「形態 Form」の特性を選択します。

ドワーフのデフォルトの「身体の特性」は、以下の通りです。

タフなっ なんだあっ 全ユニットの防御力が+2される

これは物理ダメージに強くなることを意味しますが、勤勉・ユニットはすでに多くの物理防御力を持っているので、これは取り除くことができます。
魔法攻撃面の弱さ。というわけで、これを次のように置き換えます。

耐久性…抵抗力+3

これはユニットが頼りにしている「強化された防御」を奪ってしまう可能性がある「防御分解 Sundered Defense」や凍結などの状態異常に対する抵抗力を高めるものであります。

ドワーフのデフォルトの「精神の特性」は以下の通りです。

防御戦術…このパッシブを持つ他のユニットに隣接しているとき、防御力+1、抵抗力+1の非重複ボーナスを得る。

そのため、接近戦でのダメージが少なくなります。勤勉・ユニットは隣接する味方を守るために防御モードを使用できる盾兵ユニットに多くを依存しているので、これは非常に強力な選択です。しかし、私たちは地中に住むドワーフなので、このパッシブを以下のように置き換えます。

地下適応…地下ではユニットの移動速度が速くなります。また、都市はより多くの食料を得るために地下に農場を建設することができ、派閥は発掘能力でスタートします。

というわけで、強力な戦闘ボーナスをあきらめて、強力な経済ボーナスを手に入れるのです!

社会

形態の特性と同様に、社会の特性も選択することができます。これらの特性は親和と関連しており、我々は物質主義の親和を文化に使用しているので、社会も同様のを選択するのが適切だと思います。


「偉大な建築家」、「鍛冶師のルーン」、「驚異の建築物(ステラリスパロか?)」が物質主義に根差す社会らしい。「狡猾な監視者」、「強大な召喚者」、「邪悪の御子」というダークの社会特性も見える。

・偉大な建築家
この特性はまさにドワーフ的で、選ばざるを得ないでしょう。地下に農場を作ることもできますが、採石場も非常に便利で、採石場から金を得ることができれば、軍隊に必要な大金の価値があります。

ほかにも特別なプロヴィンスの改善により、ありふれた採石場や農場を、追加資源を生み出す「ゴーレムの鉱山」や「ルーン技師の野営地」に置き換えることができるので、これらを多く持つことは常に有用です!

最後に、工房と壁と一緒に開始するので、街の経済が早期に活性化されるだけでなく、街の安全性も向上するでしょうね。


正直盾兵と槍兵の強化が一番うれしそう

・鍛冶師のルーン
鍛冶師のルーンはもうひとつの選択で、「ユニット・エンチャント」(部隊にボーナスを与える強力な呪文)を展開する能力を高めてくれる特性を持っています。「ユニット・エンチャント」をより早く研究できるようになり、維持するためのマナのコストも少なくなります。

嬉しいことに、盾兵と槍兵ユニットにもボーナスが与えられますので、どちらも大量に配備することになるでしょう

魔導書


このレトロなロボット感、たまらんね

次の大きな決断は、どの魔導書を選ぶかだ!
ずっと物質主義で統一していたので、ひとまず「強化の魔導書」に落ち着きました。

この魔導書はユニット・エンチャントを大量に展開することに特化しており、「鍛冶師のルーン」の特性とうまくシナジーしている。また、次のような特徴もあります。

対魔力の盾…盾兵ユニットは抵抗力+1を獲得し、防御態勢に移行した際に味方に抵抗力+1を付与する。(訳注:盾兵ユニットの「友軍防御」も強化されるということだと思われる。)
このエンチャントは、勤勉・軍が持つ最大の弱点である魔法ダメージへの弱さを軽減するのに役立つ。

防御分解剣…歩兵ユニットは60%の確率で、攻撃した対象を防御分解状態にする。
「防御分解 Sundered Defense」は対象が物理ダメージに弱くなることを意味する。勤勉・ユニットが使用するのは物理ダメージのみなので便利だ!

追尾する矢…弓兵ユニットは全ての攻撃で射程が+1されます。
これは今のところアルバレストにしか影響しませんが、射程+1は非常に便利です。弓兵ユニットが多い軍団を目指すプレイヤーは、このエンチャントを手に入れるためだけにこの書物を選ぶこともあるかもです。

(訳注:歩兵ユニットの原文はmelee unit 弓兵ユニットの原文はrange unit。3に忖度した訳をしていたが、今後は近接・遠隔に名前変えるかも)


この量産された雑魚キャラ感、たまらん。

アニメイテッドアーマー召喚…アニメイテッドアーマーを召喚する。
ごく普通の槍兵ユニットで、我々の勤勉な・ハルバーディアほど優秀ではありませんが、ステータス効果や士気に対する免疫があるという利点があります。しかし、最大の利点は、都市に建設するのではなく、召喚されることで、都市から離れた場所への配置がより簡単になることです

覚醒した道具…この魔法が発動している間、影響を受けた都市は安定度を20失うが、生産と徴兵を20得る。
この呪文は、特に新しく建設された都市に有効で、新しい建物やユニットを素早く建設することができます。もちろん、これらの建造物にはゴールドのコストがかかりますし、大きな都市では安定コストが高すぎて、この呪文が役に立たなくなることもあります。

ルーン技師の野営地
この特別なプロヴィンスの改良は、都市に+15ドラフト(?)を与え、隣接する採石場1つにつきさらに+3マナを与える。それ自体が採石場としてカウントされる。
通常、地方からマナを得るには、マナノードやマジックマテリアルに導管を作るしかありませんが、どちらもかなりレアなので、地方からもう少しマナを得ることができるのは、間違いなく有用です。特に、「偉大な建築家」が持っている「採石場」と合わせれば、ゴールド収入も得られるようになるでしょう。
(訳注:なぜこのタイミングでこの説明が挟まったのかよくわかんない)

帝国ツリー


いろいろある。

さて、ドワーフの派閥の作り方を説明したところで、ドワーフでプレイしたときに得られる帝国ツリーのアップグレードについて簡単に説明しましょう。

ゲーム開始時は物質主義の親和をMAXにした状態なので、このツリーの部分を見ていきます。

軍事工学…城塞のコストが半減して「柵の壁」がある状態でスタートする。
ゲーム序盤で手に入れるのに最適な選択肢で、ゲーム序盤の地形を確保するのに有利になります。また、前哨基地が「柵の壁 Palisade Wall」を持っている場合、その前哨基地が都市にアップグレードされてもその壁は存在し、新しい都市を安全に保つのに役立ちます。

特化地区…特別なプロヴィンスの建造物から5ゴールドを得る。
「偉大な建築家」の特性により、特別なプロヴィンスの改善をより早く行うことができるからいい相性といえます。

鎧の儀式…英雄のアイテム「戦士の鎧(防御+2、近接ダメージ+20%、クリティカル確率+20%)」を手に入れる。
ポイントに余裕があれば、これで一点物の鎧を作り、指導者に贈りましょう。

攻城の名手…攻囲作戦のスロット(?)が+1 攻囲作戦のコストが25%減額する。
ドワーフは攻城戦の達人なので、これはゲームの後半にいい選択になるでしょう。
攻囲作戦は非常に高価になるので。

未来

では、この後のゲームでは、我らが勇敢なドワーフたちはどうなっているのでしょうか?
十分長い文章を書いてきたが、最後にその一部を紹介しよう。


なんだか肌が灰色になってる気がする。

鋼鉄の皮膚をゲットして、物理的なダメージや毒から身を守ることができた。


「ラヴァ・バースト」、「要塞化された溶鉱炉」、「大噴火」、「メテオアロー」、「流星群」…小学生男子が好きそうだ。

溶鉱炉の魔導書を使えば、火砕流の炎で全州を覆い尽くし、戦闘では流星群の雨を降らせることができます。


何気にT5。「金メッキの一撃」、「黄金衝撃」という二種の攻撃と「突撃防御」、「獰猛」、「黄金の呪い」など様々なパッシブスキルを持つ。というか攻撃力22にしろ45にしろ、AoW3からすると異次元の火力である。

ゴールデンゴーレムは、敵を黄金像に変えることができる(金メッキの一撃のことか?)、ゲーム中最も強力な槍兵ユニットです。
(訳注:3経験者の身からすると飛行してないのに最強を名乗るというのは相当パーフェクトファイターなのだと思われる。)

というわけで、今週はこの辺で。ドワーフの派閥をどのようにデザインし、どんなことができるのか、詳しくご紹介しましたが、楽しんでいただけたでしょうか?
来週は、ナラティブ・イベントの詳細をお伝えする新しい開発日記をお届けします。

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