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第113回看護師国家試験解説(一般午前57問目)


厚生労働省

小児の一次救命処置(PBLS)の手順について

基本の順番

日本蘇生協議会(JRC:Japan Resuscitation Council)「JRC蘇生ガイドライン2020」より

①安全の確認を行う

②反応の確認を行う
※乳児に対する意識レベルの確認は、足底を叩きながら反応をみる

③心停止を疑う場合:緊急通報やAEDの要請を行う
 呼吸はないが脈拍が脈拍できる場合:気道確保し人工呼吸を行う。
※乳児における脈拍確認は上腕動脈である。小児は頸動脈または大腿動脈でおこなう。

④心停止の判断行う(※判断は10秒以内に)
 ・呼吸もなく脈拍触知ができない場合
 ・死線期呼吸と判断した場合
 ・正常な呼吸と判断に迷う場合や脈拍を確実に触れることができない場合
 これらの条件を満たした場合はただちにCPRを開始する。

⑤胸骨圧迫および人工呼吸開始
 ・小児は胸の厚さ1/3の深さで1分当たり100~120回のテンポで胸骨圧迫を行う。
 ・人工呼吸と胸骨圧迫の比率は救助者の人数によって異なる。
1名の場合⇒30対2の比率で行う
 2名以上の場合⇒15対2の比率で行う。

⑥AED・除細動器の装着
AEDや除細動器が到着するまではCPRを続ける

⑦ECGの解析を行う
電気ショックの必要かどうかを判断し、必要な場合は電気ショックを行う。
その後CPRを再開する。



答え

答えは②の意識レベルは足底を叩きながら反応を確認するになります。

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