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自分だけのマッコウクジラ型のカミソリをつくった。-完結編-



気がつけば、年明けに"マッコウクジラ型のカミソリ"をつくってから3ヶ月近く経ってしまった。今回は完成させます。


白いエビフライみたい

真っ白のまま、いつ色を塗られるのかと待機中だったマッコウクジラ。
前回、形だけつくり上げたことに完全に満足してしまっていた。


流石にそろそろやらねばと思い、週末の空いた時間に一気に完成させることに。

まずは近くの100均でアクリル絵の具と筆を購入。
絶対つかわないけど、筆が5本もついてきた。

こだわりのマッコウクジラの色を塗るのに約300円とはなんとコスパが高いのだろう。

ダイソーのコスパの高さ

マッコウクジラといえば黒や灰褐色を想像する。

ただの黒色を買っても良かったのだが、なぜか既存のものでなく自分自身で黒色を生み出したかったので、赤と緑を購入。他の色からでも黒はつくれるだろうが、なぜかこの2色を選んでしまった。

"どん兵衛"は混ざると黒なのかと余計なことを考えつつ。

高校ぶりぐらいに絵の具を混ぜて、クジラに色をつけていく。
パレットなんてものはうちにあるわけはないので、クリアファイルを代用して、混ぜ混ぜ。

凸凹するものもないのでとても塗りやすい

こんな感じでしょっていうくらいの色になったので色付けに取り掛かる。
子供の頃もこうやって色を塗る作業好きだったなあと、自分を童心にかえらせる。

そして気づく、赤と緑でつくった黒の色味がめちゃくちゃいい。

割り箸を駆使して全体を乾かしていく

おお〜。乾いてくると余計に、似てる。

結構ベタベタ適当に塗ったのだが、むしろ色にむらがある方がリアルっぽくてとても良い。

ここで鰭も木工用のボンドでつけ、もはや参考にしていたマッコウクジラのフィギュアよりも色味の完成度は高いのでは…と我ながら感心。


親子クジラに見えてくる

最後にダルマのように目を入れれば、この世に一つしかないマッコウクジラ型のカミソリが完成した。

カミソリクジラ

体の3分の1が頭部と呼ばれているマッコウクジラのフォルムをうまく表現できた上に、なんともいえないマッコウクジラカラーが美しい。

3ヶ月にわたるプロジェクトではあったが、総制作期間は2日。
まあ、あえて急がず寝かせたことが、今回の作品の成功に繋がったと考えることにしよう。

客観的に見たら30を超えた大人が、こんなものを作っているのは結構やばいが、少しの間だけど、夏休みの自由研究のようなワクワクする気持ちも味わうこともできた。いいじゃないか。

ただつくり上げた最後に思うことは、

達成感とともに粘土とアクリル絵の具をつかったゆえに、水場で使えない。

実用性のない観賞用のカミソリクジラとなった。

*色を塗る前に思ったけど、次はエビフライ型カミソリをつくろうかな。


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