タカミメロン・ユウカメロン/藤農園
つがる市にある、藤農園は日本海まで3.5kmほど、真夏でも寒暖差のある地域に畑があります。案内をしていただいた、代表の長谷川さん。前職は東京で某大手建築会社の設計部にいたバリバリのサラリーマン。3年前に父親から営農を引き継ぎ、メロンやスイカを中心に野菜も作っています。
特有の黒養土と厳選した有機肥料堆肥、もみ殻を撒き、数回に渡り耕起してなじませる土づくりからこだわって栽培しています。
また、日本海からくる冷涼な風と丘の上にある為、日中の温暖気候により寒暖差が生まれ、ショ糖を蓄えることで甘いメロンが安定して生産できます。
・タカミ:淡いグリーンのきめ細かい果肉、濃厚で芳醇な香り。
糖度14度以上~
水は最初2週間に1回、ネット形成が出来たら1か月に1回と少
なく。収穫の1週間前になると水をあげない。
・ユウカ:完熟系メロンで甘い香りとやわらかい果肉、果汁たっぷり。
熟しやすい品種の為、青森県外に出荷されることは、ほぼ無い。
糖度12~13度
実は、メロンもほおっておくと鈴なりに実がなります。間引きをし、養分を集中させることで、甘みを増したメロンができます。
最新の糖度計を持って一つ一つチェックし、収穫時期を決めています。
畑で話を聞いてると、長谷川さんの90歳になるお父様が作業していました。
とても90歳とは思えない立ち姿と、農業に対する熱い気持ちを聞かせていただき、愛情持って育てていることが伝わってきました。
長谷川さんは、新たにフルーツを使ったアイスクリームやゼリー、冷凍フルーツなど加工品もはじめ、藤農園の発展に忙しい日々を送っています。
親子2代で作る果実は、親の愛情と子の技術が詰まった結晶です。