[書籍紹介]確率思考の戦略論 後編
どうも、ラブライブの新作アニメがめっちゃ良くてご機嫌のnoteです。
さて、本日は水曜恒例書籍紹介の日です。
ボードゲームを世間に広めていくために書籍から学習したことをこちらでまとめ、自分なりに理解を深めていきたいと思います。
本日の書籍は先週に引き続き、「確率思考の戦略論」です。
こちらは以前紹介した「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」を書かれた森岡毅氏と、同じくUSJに勤めるアナリストの今西聖貴氏との共著です。
自身が得意とする数式を利用したマーケティングによって、戦略を組み立てる際に注力するべき点や役に立つツールなどをマーケターとアナリストという二つの視点から解説してくれています。
市場調査の本質
企業が競争社会で有利に生きていくためには、会社の外で起こっていることを正しく理解し、比較的正確な未来の状況を把握することが重要である。
環境に対応するためには、成功確率の高い戦略を決め、中長期および短期的な事業計画を策定し実行しなければならない。
市場調査がないビジネスは目をつむって歩いたり、ヘッドライトを点灯しないで車を運転するようなものである。
市場調査の本質は、プレファレンス(相対的好意度)とその仕組みを解明して、マーケティング決定者に提供することで、成功確率の高い戦略を選択できるようにすることである。
消費者データの危険性
実際のマーケティングプランを作成する際には、市場サイズや認知率や配下率などの市場データと、消費者に様々な質問をすることで得た消費者データを組み合わせて、消費者と市場を診ていく必要がある。
消費者データには基本的に以下の注意するべき点が3つある。
代表性があるのか
調査サンプルとなった一部の人たちが、消費者全員を代表しているかという点
統計的な誤差を生む
代表性があったとしても全員に聞いているわけではないので、程度の差はあれど必ず発生する
同じ質問でも、聞き方や状況などにより数値が変わる
例えばおでんの需要予測をする際、アンケートを取る季節が夏と冬では結果が異なる。
質問の聞き方や背景には十分気を付ける必要がある。
まとめ
前作同様大変なボリュームでとても勉強になります。
そして、めちゃくちゃむずい!!
市場調査の仕方や需要予測の方法についてその理論と数式を存分に紹介してくれています。
凄い有益なことが書いている感じはするのですが、多分半分も理解できてない、、、!!
この巻末にある数式ツール集もまだ見れてないので、もっとこの本とは向き合う必要がありそうです。
図もよく出てくるので、もし購入を検討されている方がいましたら電子版ではなく書籍版をお勧めします。
来週の書籍は『史上最強の投資家バフェットの教訓』です。
インベスターZに出てたので気になって買ってしまいました。
とはいえ、今週はゆっくり本を読む時間はとれなさそうなので、来週の書籍紹介はお休みになるかもしれません。
まあなるようにしかならないので、のらりくらりと生きていきます。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました!
おわりに
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