カタン誕生秘話

どうも、お酒が大好きなnoteです。
コロナ以降飲みに行く機会が減ってしまって残念です。

さて、本日もボードゲーム需要拡大のために業界に関する情報をいろいろと調べて行こうと思います。
とりあえず、本場ドイツでボードゲームが流行した理由を把握することで国内の広告戦略にも流用できるヒントをつかめそうな気がしています。

本日は、正解一売れたといわれるドイツ発のボードゲーム『カタンの開拓者たち』が世界を席巻できた理由を調べていこうと思います。

カタンの生みの親 クラウス・トイバー

カタンの制作者はボードゲームデザイナーのクラウス・トイバー氏です。
歯科技工士であったトイバー氏は20代後半からボードゲームの制作を始め、バルバロッサをはじめとした多くの名作を生み出しています。

1990年、当時37歳だったトイバー氏は、島を渡って開拓を行うバイキングの世界に魅了され、その様を再現できるボードゲームの制作を始めました。
制作したプロトタイプは家族に遊んでもらい、ゲームの改善を繰り返しました。

また、息子がどれほど楽しめているかを計るため、ゲーム中あえて近くにミッキーマウスの本を置いておきました。
これにより、息子がその本に手を伸ばした場合はまだゲームが退屈であるという指標にしていたそうです。

大ヒットの理由

カタンを完成させたトイバー氏は複数の出版社へ持ち込みましたが、いずれも売れるわけがないとして発売を拒否されてしまいました。
理由としては、「ルールが多すぎて難しい」「バイキングという設定が時代遅れ」などでした。

その後、コスモス社から発売されたカタンでしたが、初版3000部は瞬く間に売り切れてしまい、同年のドイツ年間ゲーム大賞に選ばれました。
翌年以降も勢いが止まることはなく、発売から3年後にトイバー氏は歯科技工士を辞めました。

当初の予想に反してカタンが大ヒットした理由として、価格.comマガジンでは「ルールが多い割にバランスが良い」「人の手番でも資源が生まれ、交渉ができるので待ち時間がない」「ちょっとした選択が悩ましい」などを挙げられています。

まとめ

というわけで、本日はカタンとその制作者であるトイバー氏の事を調べてみました。
制作時にミッキーの本を置いておくというのは斬新でおもしろいですね。

個人的には、カタン販売時に行ったプロモーションの手法などがあれば知りたかったのですが、見つけることができませんでした。
販売元のコスモス社についても調べてみて、発見できたら改めてまとめてみます。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!

参考:
「Informationen über Klaus Teuber」 - Die offizielle Website
zu der Welt von CATAN

「Die Siedler von Catan」 - Wikipedia
「Wie ein hessisches Spiel die Welt eroberte」 - hessenschau.de
「ボドゲ住職に聞いた! 「カタン」が3000万個も売れたワケ」 - 価格.comマガジン


おわりに

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