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携帯ゲーム機が嫌いだった話

 初代ゲームボーイが出た頃は、それを持っている友達を羨んだ。
 そして貸してもらって、いつでもどこでもゲームを出来ることに感動した。
 しかし、容量が小さいためにゲーム性は限られていて、自分は割と早くに飽きてしまった。
 その後、歳をとると、小さい画面としょぼいスピーカーが嫌で携帯ゲーム機全体を嫌うようになった。
 しかし、任天堂は携帯ゲーム機を諦めないどころか主力の商品に押し上げた。
 歴代売上の4位までが任天堂の携帯ゲーム機だ。
 https://teitengame.com/hard_rekidai.html

 自分はある時から大作至上主義だったので、DS時代など理解が出来なかった。
 しかし、携帯はおろかジャイロにより擬似体験ができるようになったSwitchを見たときに、自分の考えが根本的に間違えていたことに気づいた。
 任天堂の発想は、閉鎖的なゲームの大作なんぞ眼中になく、長く愛され繰り返し遊ばれる作品を目指せば、自然と扱いは大作並になると。
 自分は今でも携帯ゲーム機が苦手だ。
 画面が小さくて近いし操作しづらいしスピーカーはしょぼいし。
 しかし、世界の需要はむしろ据え置きの対策ではなく、持ち運べてそこそこの仕様で動くゲーム機だった。
 交響曲ではなくジャズの方が需要あるみたいな。
 尤も、ジャズの方が不人気みたいだけど日本だと——。
 https://www.nielsen.com/ja/insights/2016/brands-that-engage-with-jazz-fans-wont-be-left-singing-the-blues/

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