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音楽は大なり小なり異性を消費するもの

 自分はシューゲイザーという分野を知らずに例の記事を読んで、今回これを読んで思ったが、別にホモフォニーのよくある音楽じゃね?
 自分はメタルとかEDMとかエレキギターとシンセがうるさい音楽よりは、管弦が入れ替わり立ち替わり対位法も紛れ込んで掛け合う音楽を好むけど、シューゲイザーの代表例を聞いて思ったのが、デルガドスというバンドの曲。

 自分はうるさい音楽は嫌いな傾向があるが、この曲は好き。
 んでシューゲイザーはこれに近いと思った。自分はこの曲をロック系と分類しているが、今だとシューゲイザーに含まれるのか?
 そもそも音楽のジャンルなんて、基本的に作曲や編曲の構造よりも演奏される楽器の音色によって決まるものだと思っている。バッハをディストーションギターでやってドラムリズムを追加すればロックに聞こえるし、ピーチクパーチクうるさいYoasobiだって管弦楽に編曲したらクラシックぽく聞こえる。
 確かに、川井憲次や澤野弘之の曲を聞くと、編成は管弦楽だけど構造は全くクラシックじゃいないな、とかあるから、編曲の構造もジャンルを決める強い要素ではある。
 もう一つ、そもそもの記事でおかしいのは、別にシューゲイザーに限らず音楽は異性を消費している側面がある事。YoasobiやAdoが男だったらそこまで売れていたか? 小室哲哉が恋愛を扱っていなかったら売れていたか? 星野源や米津玄師は女性人気に支えられているのでは? 秋元康の大量生産アイドルは?
 自分はもともと異性に媚びた商売を気持ち悪いと思っているので、これらが全く刺さらずに過ごしているが、特に10代20代がハマる娯楽なんて、基本的に異性消費の恋愛絡みなのではないか? シューゲイザーが女を消費しているなら、ジャニーズや少女漫画も男を消費しているし、男向け作品で男の友情を同性愛にしている腐女子も問題だわな。シューゲイザー批判と合わせて、これらもちゃんと批判してくれなきゃ。

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