どうして現代の格闘ゲームは一般スポーツと違い伝説的なプレイヤが現れないのか?
プロゲーマーのふーどが話していた。
要約すれば、
1)インターネットによる情報共有で知識格差が無くなった。
2)人生かけてゲームする人口が増えた。
およそこの2点なのだが、でも待って欲しい。
野球やサッカーやテニスなど一般スポーツや、完全情報ゲームの将棋などは、厳しい競争の中でも天才が現れて無双する事がある。
イチロー、大谷翔平、メッシ、クリロナ 、フェデラー、ナダル、ジョコヴィッチ、藤井聡太などなど。
では、何故格闘ゲームでそれが起こらないのか?
ヒントは同じくプロゲーマーのボンちゃんの配信にあった。
この動画によると彼は初めてルーティンに取り組んだ。
そして、同業者のかずのこにコーチングしたとしたら恐らく嫌がられるだろうと言っていた。
そこで思ったのは以下である。
1)一般スポーツは部活にガチになるほど練習以外にも食生活やルーティンがあり成人後にそれが響いている。
2)格闘ゲームは個人同士で教え合い情報共有するが基本的には個人主義でコーチや監督や師匠と言ったつきっきりで教え指摘する立場がいないのでプレイヤが好き嫌いで拒否する情報が多く業界内の強さ以外の指導や分析に長けた人材が育ち難い。
3)選手生命に関わるルールの変更やキャラ調整の頻度が一般スポーツや将棋よりも高いので影響を受けやすい。
以上の3点が考えついた事だが、如何だろうか?
eスポーツと呼ばれて久しいが、例えばクリロナや大谷翔平みたいにどこ行っても飲むのは水だけとか、そこまでストイックな格ゲーマーはプロでも見ない。
軽いとは言え飲酒はするし、ラーメンやハンバーガーが大好き。
プロはプロなりに最大限の努力、練習はしているが、ガチスポーツ選手と比べると食生活など甘く見えてしまう。
年収(賞金)がサッカーや野球やテニスや将棋ほど高くなれば意識も変わるだろうか?
最近のカプコンカップは賞金が100万ドルと破格なので、これが続けば選手の常識も変わっていくのかも知れない。
追記
格ゲーマーは練習後に長時間配信するなど、睡眠時間が明らかに不足している。
これが長期的に影響しているのかも。