菅野よう子「やっぱり業界を壊すのは別のジャンルから来た人だよね」

自分はファミコン世代だから思うけど、ファミコンはまだビデオゲームがどんな風になるのかわからない時代で、それが花札やトランプを作って売ってた会社、任天堂が参戦して業界の天下を取り今でも業界標準となってる。
菅野よう子も、もともとクラシックの人間で文学が好きでアニメやゲームには馴染みがない、しかし、そういう彼女がゲーム音楽から始まり、90年代と00年代のアニメ音楽を牽引した。

菅野よう子「違う分野の、可能性を感じる歌手がいいと思っていたので。その考えは今も変わらず、アニメの仕事をするときは、アニメを好きという人に基本的にはお願いしない」

https://www.lisani.jp/0000267439/

自分はアニメもゲームも好きだった人間だけど、これには同意する。
自分が庵野秀明を面白いと感じない理由がまさにこれで、ある分野に凝り固まって幅が狭くて閉鎖的で面白くない。

菅野よう子「アニメを好きな人はどうしても既存のアニメが天井になってしまうし、そのジャンルのしきたりにハマると世界観が小さくなるので、なるべく関係ないところから攻めるようにはしている。それはゲームでも小説でもそう」

https://www.lisani.jp/0000267439/

自分はクリストファーノーランや京極夏彦が好きだけど、彼らも、映画畑じゃない文学畑から監督になったノーラン、ミステリィ小説じゃなくて江戸文学をネタにミステリィに殴り込んだ京極夏彦。
自分の好みが菅野よう子の言う通りまんまなので、だからこそ菅野よう子にも惚れたのだな、と再認識。

まだ前編だけど、非常に良い記事だ。

追記 2024/10/12

後編 https://www.lisani.jp/0000267449/2/

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