ノート

不思議なことに興味を持って空想してしまいます。異世界や目に見えない世界について思いを巡らせています。

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不思議なことに興味を持って空想してしまいます。異世界や目に見えない世界について思いを巡らせています。

最近の記事

「生乳」

「なまにゅうヨーグルトが好きで,最近よく食べるんです。」 そんな話をしたら,相手の女性から,「あれ,“なまにゅう”て読むんですか?」と聞かれた。 「・・・わからないですねぇ。商品は見ますけど,読まないですから・・・。」 「きにゅう,せいにゅう・・・いろいろありますね。」 「そうですね。」 「“なまちち”かもしれませんしね。」 「(笑)」 真面目そうな方から言われてなんか面白かったので,さっそくGingerさんへ報告したのであった。Gingerさん曰く,「“せいにゅう”みたいで

    • 『ことばと国家』より

      ルールは私たちが暮らしやすくするためにあってほしい。縛るものではなく。制限するものではなく。それは、私たちの自然の欲求に関わると思う。探求するという欲求。人には3大欲求があるとか、マズローの欲求説とかいわれているけれど、ひろがって、変化していく欲求を見逃していないか。 ”言語学は正しいとか誤りとか、あらかじめきまったものさしをもってことばにのぞまない。ちょうど生物学が、カブトムシは正しいがミミズは誤っているなどとは言わないように。(中略)自分が慣れた基準でしか他者を見ること

      • be動詞は動詞かー形容動詞的な名づけとも考えられるー

        YouTube動画「be動詞ってどうしじゃなくね?アメリカではbe動詞っていわないの!?」をみた。出演者のケビンさん曰く、ネイティブの感覚的にbe動詞って動詞として認識してないとのこと。 国文法では、”述語”という用語を使うが、言い得て妙とおもう。国語では主語と動詞という分類ではなく、主語と述語という分類なのである。例文をあげ、述語を太文字とする;この料理は簡単です。Aさんは美しいです。Bさんは警察です。Cさんは歌います。など。例文をみて明らかと思われるが、”動詞”は「ます」

        • 英語と日本語

          『バカの壁』著者、養老孟司先生が、英語を話すとアリスになった気分、とおっしゃっていて、なんだか気が合うかも、とちょっとうれしくなった。 言語学の教科書を開くと、生成文法では英語の構造を二分枝構造として樹形図を描くとなっている。英語は基本、左から右へ線上に文を記すと主語の次に動詞が来るので、その樹形図はシンプルにとらえると(セザンヌ的?)、それは左上を頂点かつ鈍角とし、左下頂点までの辺が短く、右斜め下に緩やかな角度で辺が伸び、右下の格が一番度の値が小さい角をもつ三角形とみること

          過去は背後に?

          「これまでを振り返る」など、過去の出来事に焦点を当てるときに顔の向きを変えるイメージがある。ならば、デフォルトの状態では未来に顔を向けていることになる。英語でも”back then”という表現があるので、過去は背後にあり、やはり通常は未来に顔が向いていると考えられる。動詞は、時の流れと人称の概念を併せ持つ。英語の動詞には過去形と現在形がある。不定詞や動名詞にはない時の要素と人称の要素がある。否、時の要素と人称の要素を持たせないために、不定詞や動名詞があるので、形としてそれらを

          過去は背後に?

          つながり

           『マンガでわかる人工知能』(備前やすのり監修)を数か月まえに読んだ。私の記憶では、人はいかによく情報処理を機械にさせるか模索していった結果、気が付いたら、人の脳と同じような仕組みを作り出した、そしてそれが今日のPCである。人は既存のシステムをPCとして作ったに過ぎないということであったと思う。そうすると、インターネットやクラウドも既存のシステムに過ぎないのか。  我々の脳を個々のPCとみると、インターネットはコミュニケーションとなるのか。情報をもらったり、おくったり。では、

          他動詞または自動詞とは

          高校生のころ、チン先生が「動詞には他動詞と自動詞がある」と教えてくれた。当時、学校では、英語において、自動詞他動詞という用語を使う(また5文型を答えさせるといった文法当てクイズみないな)学習法に消極的であったようで、私は、私塾の先生であるチン先生から、初めてこれらの区別をきいたのであった。チン先生の解説では、動詞の直後に目的語がくるか、前置詞を用いているのか、ということに要点が置かれていたと思う。私が大人になって思ったのは、他動詞、英語では"transitive verb”は

          他動詞または自動詞とは

          ことばに自由を

          ごく普通の外国人がっちゃん(YouTuber)著書『がっちゃん英語』を先月(2024年4月)手に取って、自由にことばについて発言していいよね、と思った。偉い先生が、事象をならべて確からしい論説をしなくたっていいんだ。ことばのことを考えたり、共有して、私たちのことばの世界がひろがったならそれがよい。ことばの本質を自由に語っていいよね。ことばは頭がいい人たちのものではなく、万人のもの。

          ことばに自由を